
扁桃線手術終了。
手術となった背景


手術当日もバタバタと「THE アルゼンチン」を満喫しました。
🏥 Sanatorio Finocchieto にて
さて扁桃腺摘出手術。正しくは口蓋扁桃摘出術と言うそう。
この歳まで放っておいたけど、今年繰り返している発熱・扁桃炎で手術を決断。
2025年5月20日(火)、手術当日。



そういえば、生まれてから手術したことない。
Sanatorio Finocchietoのガラス張りのエントランス。
「うわ…なんか高級ホテルみたい…」と若干テンションが上がるも、内心は緊張。


いい年して、手術とか始めてでマジビビる。
事前診断🔥俺、「男だけど」?
受付を済ませ、リストバンドを巻かれる。
ふと見たら、「Sexo: Mujer」


俺:「おい、オレ女になっとるがな…」
妻:「まぁ、今日は女性として生きてみたら?」(笑)
と軽い
軽く笑って流したこの事件、後でまさかの小騒動に発展するとはこの時は知る由もない。
事前の血液チェック、既往歴、手術の内容を説明される。
手術同意書と全身麻酔の同意書にサイン。(リスクと術後疾病の可能性etc.)


👩⚕️ 手術室での衝撃の再会
諸々終わって手術室へ。
手術室に入った瞬間、
「あれ…マスクの下顔…どこかで…」
なんと、以前診察してくれた耳鼻咽喉科医の彼女がそこに!
マスク+手術服姿になって、「手術医」としてスタンバってる。
「Hola〜元気?」みたいなノリ。執刀医は別の医者で、彼女は補助医。
いや、そういう再会いらんから(笑)
でも実際に診てくれた医者が手術に立ち会ってくれるのは心強い。



ところで俺のリストバンド「女」ってなってる。こう見えて男です。
と告げると手術医が看護師に「早く直してきなさい!」と命じこれまでサインした書類を全て修正して持ってきてもう一度サイン。


😱 手術開始、麻酔が速攻で効く。
手術は全身麻酔で約1時間。
麻酔医から「アルゼンチンのすし屋おいしいところある~?」とアイスブレーク
されている間に左腕に注射を刺される。
麻酔がかかった瞬間、速攻眠くなり落ちる。
手術終了:
気が付いたら個室のベッドの上。
…が、尿意ヤバい。
のどの激痛に気が付くもまずトイレ。と同時に看護師が部屋に入ってくる。
🍽️ 術後のご褒美…が、地獄
看護師が運んできた昼食セット。
ゼリー。ヨーグルト。プリン。水。


「え、今、喉の穴2つ開けた直後よ?ゼリーとか拷問やん…」
まったく食べる気なし!
さすがはアルゼンチン。なんなら1日たったら肉食べていいよとか言われそうw
当然、のどの激痛は激しく、一口も食べられず。見つめるだけの時間が過ぎていく。
入院に付き添ってくれた妻に感謝。


手術後2時間で退院


日本だと口蓋扁桃摘出術「1週間入院」がデフォ。


でもアルゼンチンは「はい2時間休んだ?調子はどう?じゃ、帰ってOK!」
オレ:「…え、マジ?退院って、Uberで帰る感じなん?」
妻がいてよかったものの、着替え、そのまま退院。
出産後の入院期間も短いアルゼンチン。西洋医学の考えが主流のこの国は不要な院内感染等を防ぐために、症状が重い場合を除いてさっさと退院となります。
🛏️ その夜:のどの痛み->地獄
一週間の飲む薬は抗生物質と痛み止め。


術後帰った夜。痛みで眠れず。
唾を飲む → 地獄
水を飲む → ナイフが喉を直撃
ゼリー? → 無理ゲー
熱も上がり、夜が長い。長すぎる。
【記録】手術翌日からの食事・状態



術後の経過と食事。
日付 | 状態 | 食事 | 備考 |
---|---|---|---|
5/20 | 手術当日 | 無理。ゼリー | 無理。ゼリー? |
5/21 | のど地獄・発熱 | ゼリー、全粥 | 激痛&発熱。眠れず。 |
5/22 | 喉痛み・発熱 | ゼリー、全粥、プリン、アイス | 痛みMAX。耳にも痛み。 |
5/23 | 喉痛み・微熱・仕事開始 | ゼリー、全粥、プリン、アイス | 唾を飲むたび涙目。 |
5/24 | 喉痛み・仕事開始 | ゼリー、5分粥、プリン、アイス |
今手術5日たってきて日常生活が送れるようになってきた。
今回の手術にかかった費用
今回の事前診察・手術にかかる費用は加入している保険でカバー。
自分の場合OSDEに入っています。
留学・旅行等で一時的に滞在する方でアルゼンチンで急な手術を要する場合、
それぞれ加入している保険の内容をチェックしたほうがよさそうです。


【まとめ】アルゼンチンで扁桃腺摘出手術するとこうなる
退院 → 「安静に」ではなく、「じゃ、帰って」で終わる。
性別ミス → 笑って済ませる国、アルゼンチン。
手術室での「まさかの再会」 → 個人医と病院の境界がゆるい。
術後ゼリー → 食べ物じゃなくて拷問アイテム。



アルゼンチンで扁桃腺摘出手術される方に参考になればうれしいです!(多分いない)