ブエノスアイレスの変哲もない1日。タクシー運転手との話

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とあるブエノスアイレスのなんでもない一日。
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2月のブエノスアイレス。本来は盛夏。

毎日最高気温35度!

のはずが、突然先週は寒気が入りなんと最低11度まで気温が下がりました。

しずろく

半袖・短パンのおれは若干パニック(笑

そろそろ秋に入りかけています

2月のこの寒気。実は珍しい事ではなく、こういったことは過去にもある様子。

3月の新学期シーズンからは子供たちの服装もだんだんと秋の装いになります。

と、そんなブエノスアイレスの一日。

ある日友人宅までタクシーで行くことに。

その時の運転手との会話。

しずろく

Palermoまで、お願いします

オッケー。ほな出発。

アルゼンチンのタクシーは大体行先を告げれば
そこまで連れて行ってくれます。(当たり前笑)

この並行為替レート「ブルーレート」が出回っているアルゼンチン。
ブルーレート換算ではタクシーは本当にお得な料金で乗れます。

タクシー運転手は若い人もいるけど、年を召した人も多い。

若い人は配車アプリのCabify とかで自家用車使って仕事している人多いから。
(Radioタクシーの組合とか政府への登録が必要ない)

今回乗った運転手は年を召したジェントルマン。65歳くらい?
(アルゼンチンは年金受領者でも仕事している人多々)

気持ちジョージクルーニーに似ている。

イケメンおじいちゃん。

おっちゃんは乗るなり、

「お兄ちゃんどこの国から?」と。

聞いてくる運転手たまにはいるけど、基本無言の人多いから久しぶり。

しずろく

日本だよ~。

といい行き先までの30分弱おしゃべりした話。

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今のアルゼンチン

Maradonaの世界最大の壁画

なんと聞いてみると運転手のおっちゃん御年75歳!!

75年間アルゼンチンに住んでいる運転手。 両親はイタリアからの移民で苦労したそう。

生まれたのは1948年くらい?
アルゼンチンの成長も、混乱も、見てきたんだろうなぁと思いつつも、少し語ってくれた。

アルゼンチンの経済は今の表面だけ見ればインフレ。でもこれは複雑とのこと。

かつて(第二次世界大戦前後)は農産物の輸出で世界5本の指に入る経済大国だったアルゼンチン。

その栄光を忘れられずに、かつ工業化への変化ができなかった+軍事政権が長引いたことが絡み合っている。

「今のインフレ?収まるはずないさ。2001年のデフォルト時は、昨日買っていたパンが翌日200倍の値段になっていたよ」

と けろっというおっちゃん。重い。。

しずろく

ところでなんでそんなにスタイルいいの?

と聞くと「健康と家族が何よりも大切だからさ」とのこと。

タクシー運転手しながら朝一時間・夕方一時間のウォーキング、週2回の水泳は欠かさない。

そしてごはんも野菜と果物メインで肉も食べる。 あと少しのワイン。

しずろく

おじいちゃん、高齢社会の鏡や。

「アルゼンチンは目先の幸せを追求しすぎて不幸せになっている人も多い」と。

子供は二人いて、もういずれも成人。

結婚もして孫が6人というそんなおじいちゃん。

普段は別々に生活。それでも、旅行は大家族で出かける。孫の顔を見るのが幸せ、働くのも楽しい。と。

これからも旅行に、仕事に人生楽しみたい。

「Sólo hay una vida para mi y otra para Maradona」
(人生はマラドーナにも俺にも一回だけさ)

という言葉がなんだかすごく響いた。

「日本は科学も・技術も発展して泥棒もいないだろ」と言われ、そんなこともないで、というと驚いていた。

日本の戦後の発展と今の停滞感はどこか過去のアルゼンチンに似ているかもしれない。

「俺は金を貯めて妻と日本に行きたい!」と。

こういうリップサービスを言ってくれる人はたくさんいるけど、なんか本気っぽかった(笑)。

タクシー料金やすすぎやろ。

アルゼンチンのタクシー

目的地まで30分。約10 km のタクシー料金は 960ペソ。(大体ブルーレートで340円)

しずろく

タクシー料金安すぎだろ

と思いながら車を降りてなんだか、良い人だったなと。

とりとめもない内容。

そんな変哲もないブエノスアイレスの一日。

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