
いきなりカレーが食べたくなる時ありませんか?
俺はあります。
ここアルゼンチンではワインと肉が激安なのでよくこの最強コンビネーションでカレー作ってます。




今日は市場で買った激安 仔牛のすね肉(OSOBUCO)を使うオソブッコカレー。
オソブッコのすね肉ってこんなやつ。


このすね肉、スジと骨回りの肉がスープに溶けて最高にうまくなります。
ここアルゼンチンでは煮込み料理に少し使われるだけであまり人気がなく、市場やスーパーで激安で売られています。
🐄 Osobuco(牛すね骨付き肉)とは



オソブーコってどこ。
「オソブッコ(Ossobuco)」とは、骨付きの輪切り牛すね肉のよう。
イタリアの煮込み料理でも使われる部位で、骨の中の髄(=マロー)が最大の旨みらしい。
ふむふむ。もともとはイタリア語なんだね。
アルゼンチンはイタリア文化も多く入っていてそのまま言葉が残ったのかな?
この⑮


このオソブッコ、骨もあるから普通のすね肉よりもワイルドに見える。


でも圧力鍋で煮込めば肉はほろほろ、骨の旨みがスープに溶け込む贅沢な仕上がりになる。
すね肉=硬いというイメージ、ありますよね?
でも圧力鍋さえあれば、30分でとろける肉になります。
とくにオソブッコの魅力は、骨の中心に詰まった「骨髄(マロー)」。
これが煮込むことでルーに溶け出す。



骨の髄。
オソブーコのおかげで俺みたいな中年ぱっとしないサラリーマンでも
プロ級のうまいカレーが作れて家族からの評価が5ぐらいアップします。
🛒 材料(4人分)
はい、今回の材料。



「ただのすね肉」じゃなく、オソブッコを使うことがキモ。
材料 | 分量 |
---|---|
オソブッコ | 2枚(約500g) |
玉ねぎ | 3個(薄切り) |
マッシュルーム | 1パック(100g前後) |
にんじん | 2本 |
赤ワイン | 500ml(なんでもいい) |
水 | 500ml |
市販のカレールー | 4皿分(なんでもいい) |
乾燥にんにく | 小さじ1 |
オリーブオイル | 大さじ1 |
バター | 玉ねぎ炒める用 |



たまねぎを適当な大きさに切る。





ニンジンを適当にくし切りに。




ところで日本で買った600円のRitter社製ピーラー(Amazon)
→ ドイツ製でこの値段。
何でも神の速さで切れます。調子に乗ると指も切ります。
作り方手順



圧力鍋で作るオソブッコカレーの手順。


STEP①|オソブッコの下処理(アク抜き)


まずはこのすね肉を水だけで5分加圧してアク抜き。
これで仕上がりが断然クリアになります。終わったら一度肉を取り出しておく。


STEP②|🧅 玉ねぎは、しっかり炒めて“あめ色”に!
次に玉ねぎを炒める。



オリーブオイルとバターで玉ねぎ入れるとうまい。


さて、玉ねぎを炒める。いくら時間がなくても、いくらあなたが怠け者でも、玉ねぎはあめ色になるまで炒めてください。
イチローも言ってましたよね?


うまいカレーを作りたければ玉ねぎは時間を惜しまず炒めて下さい、って。
はい。
さて、
できるだけ玉ねぎをしっかり飴色まで炒めるとカレーの甘みが段違いに。
焦がさないようにタイマーをセットしながら、じっくり15〜20分炒めましょう。


Ritterのピーラーに加えて、料理ガジェットで最強なのがTANITAのタイマー。
「音がデカい・数字が見やすい・使いやすい」の三拍子。地味だけど、多機能商品が乱立するこの時代、「タイマーってこれでよかったんだ」って誰もが思います。
、
STEP③|マッシュルーム&赤ワイン投入!


スライスしたマッシュルームを加えたら、赤ワインをドボドボと豪快に投入!
今回はアルゼンチンで定番の【Portillo カベルネソーヴィニヨン】を使用。




1本(750ml)のうち、半分は料理へ、半分は飲みながらでOK(笑)


STEP④|オソブッコを戻して加圧15分!


炒めた具材にオソブッコを戻し、水を加えて蓋をし、15分加圧 → 自然放置。
だんだん写真のアップと文字に起こすのがめんどくなってきた。。。


STEP ⑤:マッシュルーム・赤ワイン・水を加えて圧力鍋へ


- 炒めた玉ねぎに、マッシュルーム、にんにく、焼いたオソブッコを投入
- 赤ワイン200ml+水400mlを加えたら、圧力鍋で15分加圧→自然放置
🍳我が家で使ってるのはこれ↓
→ 開閉がスムーズで初心者にも◎!本当に使いやすい。


STEP⑥|カレールーを溶かして仕上げ


蓋を開けてルーを投入。さらに弱火で10分煮込めば完成。
最後に骨の中の骨髄(マロー)をスプーンでかき出して全体に混ぜると、
コクが爆発します。
もう一回言います。コクが爆発します。
🥔 添えると最強:カリカリジャガイモ



おまけレシピ。


シンプルにカリッと焼いたジャガイモを添えるだけで、食感のアクセントと満足感が倍増。
ご飯・ナン・バゲット、なんでも合うのもこのカレーの強みです。



子供も大好き。


🍴 実食!これは…“飲めるカレー”だった





実食。
ご飯と一緒に一口。
口の中でホロッとほぐれる肉と、濃厚すぎるルーがとにかくうまい。
パンとも合います。骨の中のゼラチン質も最高…。
家族も黙って食べ進めて、気づいたらおかわり。
子供にも大人気です。
- 骨付きだからこそ、焦らずゆっくり圧力→蒸らしでとろとろ食感
- 市販ルーでも、赤ワイン&骨髄パワーでまるで高級カレー店の味に
- 翌日はドリアやカレーうどんへのアレンジも◎
📌 まとめ:圧力鍋 × オソブッコは反則級の旨み!



オソブッコで作るカレーは誰でも作れる反則料理。
- 材料はシンプル
- 時間も圧力鍋で時短
- それでも骨髄から出るコクと赤ワインの深みで、驚くほど贅沢な一皿に
「圧力鍋でここまでできるのか…」と驚いたレシピでした。
気になったら、今週末ぜひトライしてみてください!
他にも、地球の果てで作るカレーレシピ書いています。



