23年3月②外国人向けドル、選挙の行方、麻薬王の脱獄劇

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しずろく

どうも~
しずろくです。

どうも~しずろくです。

季節の変わり目に風邪をひきました。

Farmacity(ブエノスアイレスのチェーン薬局) は私の友達です。

市内はようやく猛暑が過ぎ去り、一気に秋に入りかけています。

夜は15度まで気温が下がる日も。

Buenos Aires (気持ちいい風)の秋は大好きです。

さて、先週のアルゼンチン記事。

2023年3月20日 ~ 3月26日にかけてのニュース。

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観光客向け優遇レート “Dólar turista”の現状

アルゼンチンに旅行・短期留学で来る方に吉報です

Blue rate(同等の優遇レート) の恩恵を
日本発行のクレジットカード・デビットカードの使用で受けることできます。(ほんまにややこしいです笑)

度々書いているアルゼンチンの非公式レートの Dólar Blue。
いわゆるブルーレート

本来はこれは「公式」である
アルゼンチンペソvs ドルレートに対しての「非公式」の市場レートですが、


2022年11月から政府公認のほぼブルーレート、その名も

“Dolar Turista”(ツーリストドルレート)

 が導入されています。

これは実際のブルーレートと”ほぼ”同様です(ほぼの理由は後述)
(実際は亜国内で債券を購入する際の Dolar MEPに揃えていますが、”ほぼ”ブルーレートです)

アルゼンチン国外で発行された
クレジットカード・デビットカードをお持ちの方は是非オススメです。

玄人や現地に慣れた人はUSD キャッシュを街中の換金所で
Blue 換算で交換したほうがレートはいいですが。

具体的な使い方

1. 所有のクレジットカード(日本等で発行)を店舗・亜国内の観光・交通機関でのチケット購入で使う。

以上です。簡単。

買い物をした際にどうなるのか。

2023/3/29 時点の実際のレートで見てみます。
(対ドルのアルゼンチンペソレートです。)

  • 公式レート 1USD = 215ARS
  • Dólar Blue 1USD = 395ARS
  • Dólar Turista 1USD = 375ARS
しずろく

この3つのレートをよく覚えておいてください。

まず初めに。


キャッシュ で1USD持っていれば、
街中で②の最も良いレートで395ARSの紙幣が手に入ります。

一方で政府は、銀行を通さないこの闇レートを黙認していません。

と、同時にアルゼンチン銀行が公表している
①のレートが現実離れしていることも知っているので
③の Dolar Turistaを 2022/11月から導入しています。

価値は②より若干下がりますが、
①よりもよっぽどましなので政府としては外貨獲得が期待できます。

日本のクレジットカードを使う例

以前:10,000ペソの商品を購入。
カードの引き落としは6,210円(46USD)

22/11月以降:10,000ペソの商品を購入。
カードの引き落としは3,650円(27USD)

数字はわかりやすいように丸めています。1USD =135JPYで換算

しずろく

同じ買い物でも2,700円もお得。

このDolar Turista が導入されてから早5か月が立とうとしています。

一時は外貨利用が2.5億USD/月 まで達していたアルゼンチン。


現在は件の金融危機で誰も海外発行のクレジットカードを使いたがらず、
0.3億USD/月 まで減少しているという統計もあります。

しずろく

政府は躍起になっています。
どうなることやら

この記事は La Nacion の記事を参考に自分なりにまとめています。

Tourist ドルよりもさらに良いブルーレートで換金したい方はこちらに方法をまとめています。

刑務所からヘリコプターで脱獄を試みるも失敗。その後

数週間前、Ezeiza の刑務所から麻薬密売人の
Esteban Lindor Alvaradoが大胆な脱獄劇を繰り広げました。

Esteban Lindor Alvaradoは高利貸し・誘拐・殺人の容疑でEzeiza 刑務所に収容中。

先日その一味がEstebanを大胆にもヘリコプターで救出しようと試みましたが、当局に阻止されました。

この脱獄劇には刑務所内の複数の職員も裏金を受け取り、協力したとみられています。

しずろく

ヘリで脱獄とか大胆。

Rosarioの麻薬組織リーダーのEsteban。

Rosario市内では組織を撲滅したい警察当局と麻薬組織の激突が後を絶ちません。

早く事態が収まることを願います。

今年のアルゼンチン大統領選、どうなる。

しずろく

今年後半に迫るアルゼンチン大統領選。混沌としてきました。

前大統領のマウリシオ・マクリは出馬をしないことを決定。

また「影の」権力者
クリスティーナ・キルチネルも過去の汚職から出馬を認めない最高裁判決が出て不在。

そんな混沌としてきたアルゼンチン大統領選。現在の候補者は以下。

Infobae から引用 -写真は候補者全員ではないです。
  • Horacio Rodríguez Larreta (ブエノスアイレス市長)
  • Patricia Bullrich (PRO党女性代表)
  • Sergio Massa (今の与党経済大臣)
  • Eduardo “Wado” de Pedro(今の与党内務大臣)
  • Alberto Fernandez (現大統領)
  • Javier Milei (自由党で代議士)
  • Myriam Bregman (左党労働者党)
  • Juan Schiaretti (非キルチネル、ペロン派)

党内の候補者が決定した後に代表の激突となります。

しずろく

まだまだ混沌。

ブエノスアイレス市内にいる感覚では、
個人的には代議士のMileiを支持するポスターやデモが目につきます。

現政権への批判、脱汚職を支持する人がサポートしている雰囲気。

一方、現在の経済危機から真向に挑んでいる与党の Sergio Massaも支持が多いです。

間違っても 現大統領の Fernandezは党代表になってはいけない、という論調が多々。

アルゼンチンと言っても広いので地方に行くと政治課題も違い意見が違うかもしれません。

下記Infobae 記事から参考にしています。

おわり

以上!

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