* 注釈:今回の記事は仮想通貨が絶対にいい!とか煽るものではなく、できるだけ中立に仮想通貨やDefiやKYC(Know Your Customer)がどうなってくるのか説明するもの。
仮想通貨市場は非常に不安定で予測が困難。
これらの数字は参考程度にとどめ、判断の際は十分な注意が必要してください。
自分は数年後に答え合わせをする予定。
今回ブエノスアイレス市内でWorld Coin 登録してきたって話。
そもそもワールドコインプロジェクトとは?
という方は下の方に簡単にまとめてます。
生成AIの Chat GPTを創業したサム・アルトマンが始めた実験的なプロジェクト。
生体認証(目の虹彩登録)をしてみた
Abasto Shopping に子供と映画を見に行ったときの事。
映画までの待ち時間、入り口にこんなものを発見。
前にWorld App をダウンロードして、虹彩登録していなかったのを思い出した。
スタッフに聞いてみたら「2分くらいでできますよ~」とのことでじゃあやってみようということで。
流れ
Android or App ストアで。
上の写真の丸いボールのカメラを見るだけ(5秒)
2分もかからなかった。アプリダウンロードしていない人はダウンロードしてから行くのがおすすめ
APP の登録とWLDの取得
あとはApp StoreかGoogle Playストアから ”World App”をダウンロードしてコイン請求すれば完了。
下記画像の場合
81.6USDを保有しています。そのまま即座BitcoinとかEtheriumとか、アルゼンチンの場合はP2P経由で現金にもできます。
簡単!これだけ
そもそもWLDプロジェクトとは
そもそもワールドコインとは?
2023年に日本でも話題になって、新聞とかで大きく取り上げられました。
ワールドコインとは?
ワールドコインは、OpenAIの共同創設者であるSam Altmanらが立ち上げた、新しい仮想通貨プロジェクトです。2023年7月に正式にローンチされ、世界中で大きな注目を集めています。
Chat GPTを創業した人。
プロジェクトの目的
ワールドコインの主な目的は以下:
- グローバルなデジタルIDの提供
- 世界中の人々への基本的な経済参加の機会提供
つまり、「誰もが簡単に参加できるグローバルな経済システム」を作ることを目指しています。
よく、デジタル「ベーシックインカム」とか言われてる。毎月10USD くらいずつ配られる。
どのように機能するの?
ワールドコインの最大の特徴は、
「Orb(オーブ)」と呼ばれる球形のデバイスを使用することです。
- Orbで虹彩をスキャン
- 独自のデジタルID(World ID)を作成
- 無料でワールドコイン(WLD)を受け取る
このプロセスにより、一人一つのアカウントだけを持つことができ、ボットや不正アカウントを防ぐことができる。
なぜ注目されているの?
- グローバルな規模:世界中の人々を対象としている
- 新しい技術:虹彩スキャンによる本人確認は革新的
- 無料配布:参加者全員に無料でコインを配布
- 有名な創設者:OpenAIのSam Altmanが関与
この虹彩スキャンあたりで賛否が分かれます。自分は指紋が読み取られている以上同じという見解。
懸念点は?
しかし、このプロジェクトには懸念の声も上がっています:
- プライバシー:生体データの収集に対する不安
- セキュリティ:データ管理の安全性
- 中央集権化:一企業によるグローバルIDの管理
ワールドコインプロジェクトに対する各界の反応
世界の有識者のワールドコインプロジェクトに対する反応
賛成意見
Sam Altman(Worldcoin共同創設者)
プロジェクト発表日の2023年7月24日に次のように述べています:
“世界中の人々に経済的機会を提供する”
(出典:Worldcoin公式ブログ)
Balaji Srinivasan(元Coinbase CTO)は2023年7月27日にTwitterで次のようにコメントしています:
“グローバルなIDシステムは必要”
反対意見
一方で、Edward Snowden(元NSA職員)は2023年7月25日にTwitterで強い懸念を示しました:
“生体データの集中管理は危険”
Elizabeth Warren上院議員も2023年8月2日の上院公聴会で次のように述べています:
“プライバシーとセキュリティリスクが高い”
慎重な立場
Vitalik Buterin(Ethereum共同創設者)は2023年7月26日にTwitterで慎重な姿勢を示しました:
“プライバシーとセキュリティの懸念がある”
日本からは、竹中平蔵元金融担当大臣やメディアアーティストの落合陽一
が2023年8月5日の経済財政諮問会議で次のようにコメント:
“技術的可能性は認めるが、倫理面での検討が必要”
まとめ
おしまい。
アルゼンチンはその経済状況からデジタル通貨や暗号資産の導入が進んでいます。
日本にいるよりもその波を日々生活で感じたりしています。