こんにちはしずろくです。アルゼンチンに到着してから約半年がたちました。
ずいぶん前の事になりますが、苦労したブエノスアイレスの家探しについておすすめ地域について書きたいと思います。

結構苦労しました。
物件コンタクト40件、下見25件・・。
この記事では家探しできっと役立つ
住むならここ!
ブエノスアイレスのおすすめ4地域がわかります。
(企業からの出向や留学という方向けです)
ブエノスアイレスと言っても広いです。
その中でもアルゼンチン生活初めて!という方に住むのにおすすめなのは-
- Palermo
- Belgrano
- Puerto Madero
- Recoleta
の4地域です。地図で見るとこんな感じ.
(Google my map で作ってみた)


引っ越しは常にエネルギーを使うイベントです。
ましてや海外となるとなおさらです。
加えて、アルゼンチンならでは事情が加わりややこしさ満点。
- 法律(xx年契約や年50~100%にわたる定期的な賃上げ)
- Blue Rate 事情
- USD 払いを求めるオーナー (違法だが、多い)


私は住居探しに当たり、気になる物件約40件コンタクトしました。
うち実際に行った下見は25件。
行き過ぎ!と思うかもしれませんが、長期住むので妥協をしたくなかったのと、
実際納得いく物件がなかったので、もろもろ2か月ほど時間かかりました。



最後は家族で住むための満足のいく物件みつけました!でも説明全部スペイン語だし結構疲れる。。
ちなみにネットでの物件閲覧件数は数百件。。
この記事の内容がこれからBsAsに来る方のお役に立てば幸いです!!
- 住むならここ!最新おすすめ地域4選
- BsAsの家探しでやること(体験談)
- 手続きいろいろ(入居・支払い)
- BsAsの家探しで役立つ情報
ちなみに・・・
外国人がアルゼンチンで家賃支払いをする場合は USD 払いが多いです。
もちろん法的にはARS (アルゼンチンペソ払い)が正規の方法。外貨を持っている人向けの
の記事もよろしければご覧ください。 損しないブエノスアイレスの換金方法


住むならここ!オススメ4地域
まずブエノスアイレス市内のどこに住むか。についてですが、。



ぶっちゃけ人によります。
(元も子もなくてすみません)
というのも、職場の場所、子育て環境(落ち着いている)、都会が好きか、公園の近くが良いかなど嗜好があるためです。
とはいっても、安全面・生活の利便性を考えておすすめできる地域はあります。
下記は「治安」「市内へのアクセス」「子育て環境」観点からオススメ4地域。
(アルゼンチンLIFEは初めて!という方向け)
それは
- Palermo
- Belgrano
- Puerto Madero
- recolera
です。地図で見るとこんな感じ。


では早速見ていきます。
PALERMO (パレルモ)地区


中心的な住宅地であり、レクリエーション地域でもあります。
中心には「パレルモの森」と呼ばれる広大な公園(ECO PARQUE) や緑地が広がっています。
グルメ・文化施設・ナイトライフのまさにど真ん中。
日本人を含む外国人が最も多く住む地域の一つです。
地図でみるとこの図の赤色らへん。


利点:買い物スポット多い。治安良い 。
外国人多く、英語も通じるおしゃれな店多い。
大使館多い(アメリカ・スペイン・ドイツ・フランス等)。
国内空港(Aeroparque)近い。子供が遊べる遊具のある大きい公園多い。
デメリット:家賃高い。場所により夜賑やかすぎる?
Belgrano (ベルグラーノ)地区


駐在員がPalermo と同じ or 最も住むBelgrano 地区。
Palermoと比較し、落ち着いた住宅街が多いです。
ドイツ大使館や大きな病院も多く、治安はよい地区の一つです。
地図で見るとこの図の茶色(左上)らへん


地域内のBelgrano Cには Barrio Chino(中華街)があり、食材調達には事欠きません。
Barrio Chinoや日本食材の調達方法に関してはこの記事も書いていますので良ければ読んでください!


利点:比較的安全。Barrio Chino-中国人街 近い(アジア食材すぐ手に入る)。パレルモと比較的落ち着いている。住宅街
デメリット:家賃比較的高め。(パレルモより少し安い)。ショッピングなどはあまり多くない
Puerto Madero 地区
強いて日本で例えるのであれば横浜・神戸のようなおしゃれな湾岸地区。
バー・レストランで困ることはまずありません。このベイエリアには高級住宅街・カジノ・ホテル(Hilton, Alvear) なんでもあります。
日本の駐在員も Palermo, Belgrano に次いでこの地域に多いです。


地図で見るとこの緑で囲んだ部分。
そしてマップ内にチェック付けてあるのは日本大使館の部分です。




利点:安全。高級住宅街。レストラン・店何でもそろう。日本大使館近い
とにかく町が絵になる。きれい。保護地区の公園が隣で自然の動植物も楽しめる。
デメリット:家賃高い。Palermo/Belgrano地域によく行くのであれば少し距離ある。


Recoleta地区


「南米のパリ」と呼ばれるブエノスアイレス。その名はもともとこの Recoleta 地域にフランス移民が多かったことがその名の由来ともいわれています。
国立美術館や国立図書館・ショッピングモールや有名な観光地のRecoleta 墓地もあります。
地図で見るとこの図の黄色部分。 PALERMO とPUERTO MADEROの間に位置します。


(ちなみにrecoleta 墓地=> 日本のイメージする墓地とは程遠い、きれいな観光スポットです!!)
利点:地域内場所によってはお手頃な物件も多い(上記3地域と比較)
日用品・スーパーも多い。美術館・博物館・劇場はこれでもかというほど多い。
デメリット:公園は上記地域より少なめ?
その他の地域
他にもVilla Crespo , Almagro,いろんな地域あります・・気になる方は調べてみてください!下記の My Mapにも簡単に記載しました。
一方、駐在員・留学の方で済むのはおススメしない地域もあります。
San termo
Constituición
Balvanera
Caballito
Flores
等。理由は安全面です。日本大使館の情報・現地人の同僚から聞くすり・強盗・ひったくりが多い地域のためです・・
間取り・家賃について-重視した点
私の場合、子供もいるので、公園の近さは大事。
加えて予算少しかかっても安全な地域というのが最低条件。
当時はまだ車買っていなかった(2022/3月時点)ので、徒歩圏に比較的大きな公園があるとありがたい。。
という理由です。
間取り・家賃
予算・家族構成・働き方(リモートが多いなら仕事部屋など) などかなり人によると思います。
私の場合は
- 予算xx 万円(会社との交渉で満足レベルまでアップ。)
- 寝室2部屋以上(一方を日中は仕事部屋として) が最低条件。
- キッチン広め (妻の要望)
- 室内に洗濯機置ける。(日本では当たり前ですが。アルゼンチンはマンション内に共同のlaundryルームなどもがありそこで洗濯という場合があります。)
部屋の大きさは特にこだわりなかったですが、家3人でだいたい80平米 ~ は最低ほしかったです。



結局出会えた物件は条件も満たしたうえで、隣人や管理人も本当に良いところでした!
一方、家探しの際に「日本ではにするが、アルゼンチンでは重視しない」ことはズバリ
・築年数
です。
もちろん新築であればよいような気もしますが、アルゼンチンは築40年50年の物件は当たり前です。
リフォームも多くしていて、きれいに保たれているマンション多いですし、地震もありません。
古い物を大切に使う文化が残っています。
築100年のマンションも普通に物件探しででてきます。もちろん内部はリフォーム済み。
そもそもRecoleta 等の一部保護地区に住む場合、建て替えが禁止されている集合住宅があります。



保護地区のマンションは本当にただの街並みだけで絵になります。
入居手続き・家賃支払い
アルゼンチンの家探し。日本とはいろいろ勝手が違います。ざっと、ここならではの条件残します。



2ヵ月みっちり家探しして、現地不動産業者から話を聞いて勉強になりました。
保証人
アルゼンチンの住宅探しは、保証人がいないと簡単に契約できません。
ご存じの通り経済状況が非常に不安定。夜逃げや家賃の踏み倒しが現実として多いためです。



企業からの出向であれば心配いりませんが、単身で来る場合や留学など苦労するケースも多いです。
駐在員の方は会社に保証人となってもらうか、保証人となってもらう不動産会社、知人、第三者に協力をしてもらう必要があります。
保証人=同居住地域内に不動産を所有している個人or 法人です。
留学や個人で来られた方は苦労すると思います。
大手の不動産会社の方3~4人とかなり仲良くなった(笑)ので、もし気になる方はお問い合わせください。
(ブエノスアイレスの大手不動産会社のREMAX でも日本語を話せる方がいます。)
家賃支払い
アルゼンチンの法律で家賃の支払いはペソ払いが義務付けられています。
がしかし、たいていの家主(以下のZona Propなど)はこちらが外国人とわかると毎月の支払いを
USD ドル払い(しかも現金)で求めてきます。しかも もちろんレートはDOLAR BLUE・・。
Blue lateについては過去の記事をどうぞ。


アルゼンチンにおいては「アメリカドルは神」です。
USDの現金を手元に常に持っている人はいいですが、そんなに毎月現金でドルを持っていることは稀です。
大体、こういった物件はUSD blue レート換算のアルゼンチンペソ払い で支払う必要があります。
例:物件の家賃記載が1,000USD の場合「やった!14万円(140×1000)」くらいで借りれる!!
と思ったら間違いです。ブルーレートが1USD =285Peso なので、
約285,000円 となります。
(各為替は 22/8月時点)
もしくは正当に商売をしている不動産業者と Peso払いで契約できる物件を探す必要があります。



この辺が最初は理解しにくいアルゼンチン事情。。ペソ払いが本来あるべき姿です・・・。
もちろん家賃以外ではその他、下記の生活費支払いが必要になります。
これは当然家賃には含まれていませんのでご注意を!
水道代
電気代
ガス代
インターネット代


役に立つ現地HP
日本のSUUMO みたいにアルゼンチンでもオンラインで物件閲覧できるサイトがいくつかあります。
ZONA PROP は- 賃貸・購入含めて物件探しができるまとめサイトです。
Remax やGoldstein、個人の不動産会社もどの不動産もたいていこのzonapropに物件載せています。
Mercado Libre – 説明不要の 南米最大のe-commerce サイトですが、物件も取り扱っています。
Zona prop とかぶる物件も多いですが、Mercado libre にしか掲載されていない個人貸しの物件もあります。
https://www.mercadolibre.com.ar/
最後に:Google My Mapでまとめてみた。
今回おススメした地域と他のブエノスアイレス市内の地域をGoogle My Mapでまとめてみました。
クリックすると、地域名が出てきます(それだけですが・・。)
拡大し、ご自身のGoogle map に表示することもできます。よろしければお使いください!!
右側に黒塗りのRETIRO地域があります。
市内最大のVilla(スラム街)が近くにあり、治安上、ここ絶対にお勧めしません。
それでは~!!
自分の備忘録と今後来られる方のご参考までに。