追記:2023年 1月に加筆・修正しました。
2023年版物価比較記事アップしています。
こっちのほうが見やすいです。↓
以下オリジナル記事。
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こんにちは~しずろくです。
さて、
世界的なインフレが加速しています。
2022年は日本もインフレ率 +5~7%ほどが見込まれていたり、
アメリカの消費者物価指数も +9% とレポートがあるなど、景気の良い話はない年でしたね。
ではアルゼンチンはどうでしょうか?
今年のインフレ率(2022年末時点)は昨年比 90 ~95%に達する予定です。
先進国とは桁・スピードともに違います。
ところでスペイン語で最近 Estanflación という単語を学びました。スタグフレーション。
最近ニュースでもよく出てきます。
アルゼンチンはこのコロナ起因・ロシア・ウクライナ戦争に起因する
世界的なインフレ・物価高に入る前から経済危機にあります。
この辺の背景は過去記事に書いているので今日は割愛。(非公式レートブルーレートの記事内)
今回は、たまに質問をいただくトピック、
「で、結局アルゼンチンの実生活にいくらかかるの??」 について書きました。
「身の回り製品」の物価比較をしています。
自分自身来亜する前に、日用品の値段など知りたかったので。
直近でアルゼンチンに来られる予定のある方、
ただ単にアルゼンチンの物価状況気になる方、良ければご参考までに。では早速~
日本VS アルゼンチン物価比較 – 2022年12月時点
スマホで見る方、小さかったらすみません・・・
食料品関係
牛乳 118ペソ (0.9ドル)、
牛ひき肉 1kg 969ペソ(7.2ドル) と、食料品関係はさすがにアルゼンチンに軍配が上がります。
日本の食料自給率って30% くらいだったっけ・・
日本の参考値段は西友のネットスーパーの値段なので「うちの近くの格安OOスーパーはアルゼンチンより安いわぁ!!!」
っていう奥様おられましたらごめんなさい。
ただ、ビールの値段があまり差がないことには驚きでした。
日本 = 163円( 1.2ドル)
アルゼンチン=162ペソ(1.2ドル)
日本は酒税が高いので。まあ比べてるのはスーパーDRY と、SOL みたいな、THE 庶民はビールだけど・・・
ワインはどのレベルのもの比べるか、によるので比較は難しいですが、
間違いなく、アルゼンチンのほうが
「安く・旨い」ワインがあります。もちろんローカルワイナリーの数も規模が違いますし、世界的にも評価されているワイン多いです。
俺のおすすめは PORTILLO 。
アルゼンチンワインに関してはまた今度書こうかな。。。
外食関係
- スタバのコーヒー一杯
日本 420円 (約3ドル)
ブエノスアイレス 520ペソ(約 3.9ドル)
と日本のほうが安いです。 - ビックマック
日本 390円 ( 2.8 USD)
ブエノスアイレス 690ペソ(約 5.1ドル)
とこちらも日本が断然安い。
日本どんだけ安いんよ・・牛丼とかありえない安さ。はぁ食べたい。
工業製品・日用品・その他
さて工業製品や日用品の比較です。
新聞は 日本もアルゼンチンも
朝刊一部で 180円程度。 あまり差がないですね。
自動車はグレードなどもあるので比較しにくいですが、カローラの一番ベーシックなモデル (2022年)で、
日本 = 1,936,000円 (約13,928 USD)
アルゼンチン = 3,777,000 ARS (約 28,140 USD)
と約二倍の値段です。アルゼンチンにはトヨタの工場もありますが、やはり高所得者が買う車という位置づけで、その分高いです。
最後に スマホの比較・・・今回一番の衝撃
アルゼンチンの、IPHONE 13 PRO が
4,900 USD・・・日本円で約68万円です。
Mercado libre で確認しました。
はい。間違いないです。なんやこの値段差・・・
輸入税・ブルーレートいろいろかかるのでこの辺りはまた別途書きたいと思いますが。日本の3倍以上の値段します。
一方 GALAXY S22 ULTRAの比較は、こちらも高いですが、Iphone ほどの値段差はありません。これは国内のフリーゾーンのフエゴ島で現地生産しているからですね。 LG とかSAMSUNGとか現地化すごいわぁ。
まとめ
アルゼンチンのインフレは天井知らずです。それでも農作物が豊富で食料自給率の高いアルゼンチンは、家さえあれば、食べ物は何とかやって行けそうです。笑
留学で来る方や、今後仕事で来る方は、自炊で生活する分には日本と比べてもお手頃に生活できるかと思います。
一方家電製品や工業製品は可能な限り日本で調達することをお勧めします。
以上 それでは~