
どうも~
しずろく です。
あっという間にブエノスアイレスも冬。
最近は出張に旅行に家にいることがすくなかった。
最近日本から持ってきたハード本を改めて読む時間が増えました。
読書っていいよね。
南米で働いている中で自分に特に響いた本を備忘録的に残します。
どれも「めっちゃ刺さった瞬間」がある。
仕事に行き詰まったとき、人生の選択に迷ったとき、いろんな場面でこの4冊に救われてきた。
ソニー森田昭雄 (森健二)



くじけそうになる時にまたガソリン注入可能。


新興国でメーカー営業やるなら絶対読んで。
アルゼンチンで、現地ディストリビューターとの納期交渉がうまくいかなくて凹んでた夜。
ふとこの本を読み返して、泣きそうになった。
「部下に嫌われる覚悟で、本気を引き出す」。
「戦略を描きながら、汗をかく」。
「営業は“愛嬌”じゃなく“気迫”だ」。
もうね、盛田さんに比べたら自分がやってることがちっぽけに見える。
この本を読むと目の前の課題がクリアになる。
海外で戦ってるメーカー社員なら、読んで損はない。
くじけそうなときに、この本がまたガソリン注いでくれる。
竜馬がゆく(司馬遼太郎)



故郷を離れて遠いところでやってやる!と主人公に自分を映したくなる
── 遠く離れた地で「自分も、やってやる」と思いたくなる。
言わずと知れた大河ロマン。
でも、駐在先で読むと、また全然違う。


学生時代から4回くらいは通しで読んでいる。
ちなみにこの本はバックパッカーのバイブルでもある。
(「深夜特急」に並んで)
実家を出て、異国でひとりで働いて、
文化の違いにやられて、人間関係に悩んで、
「なんで自分はここにいるんだろう」って思うときがある。
そんなとき、「わしは世界の海援隊をつくるがじゃ!」
って言いながら土佐を飛び出した竜馬に、ちょっと自分を重ねる。
「何かを動かしたい」って気持ち、ちゃんと持ってんだよね、自分も。
男女問わず海外生活のバイブルだと俺は思っています。
難点:1~8巻まであるのが重いんだけどね。。(でも最初の1巻読んだら止まれません)
まぁそんな時はKindle 持ってればOK


イシューからはじめよ(安宅和人)



仕事の本質フレームワークがいくつも詰まってる一冊。


「それって、本質的な問題?」
「その作業、アウトプットの何に繋がる?」
駐在員の南米での仕事って、そもそも本社と目の前の顧客の板挟みになることもあり“ゴール”が見えづ楽なることもある。
輸送遅延、物価変動、政情リスク、顧客都合…
でもそれでも、自分の価値は「解像度の高さ」で出すしかない。
“考えるための思考体力”をつけたい人に、おすすめ。
時間よりも質で仕事の結果を出したい人向け。
オーパ! (開高健)



男のロマン。自然の豊かさ。アマゾン行きたくなる。


出張で疲れ切った週末に、マテ茶片手にページをめくると、
開高健がアマゾンで釣りしてる。
もうね、この本読んでいると「仕事の成果」も「海外駐在員としての役割」も、
全部どうでもよくなる瞬間がある(笑)。
「うまいもの食って、焚き火して、釣りして」
「そんで死ぬ前に一言、『オーパ!』って叫べればいいじゃん」って。
そんなロマン。
男のロマン。
釣りする人も、しない人も
数十年前の日本にこんな自由で豪快な人がいたんだって思う。
アマゾンの奥地でひたすら魚を追い求めるロマンです。
おわり



読書は心の栄養。
海外にいると、言葉も文化も違うなかで、
「自分って何者なんだろう」って立ち止まる瞬間がある。
そんなとき、本がくれるのは実は答えじゃなくて、
「それで、お前どうする?」っていう問いだと思っています!
\他にもアルゼンチンに持ってきて良かったもの
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