「残業キャンセル界隈」にもの申したい

たまにいるよね5時ピタマン
しずろく

最近SNSで「残業キャンセル界隈」という言葉を見かける。

要は「残業はしない。定時で帰るのが当たり前」って考え方。

ところでよく聞く「xx界隈」ってなんだよ。。
風呂キャンセル界隈とか、「界隈」ってそのカテゴリー周辺の人たちってことか?

日本帰ったら知らない言葉増えているの間違いない。


そんな残業キャンセル界隈。

見てみるとZ世代中心に「定時退社は当たり前でしょ!」みたいなコメントも多い。

今回は30代中年おっさんがあえてポジションを取って言いたい。

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「残業キャンセル界隈」って何?

たまにいるよね5時ピタマン

最近SNSで「残業キャンセル界隈」というワードを見かける。
自分の人生だから「定時退社は当たり前でしょ!」みたいなコメントも多い。

うん、正論。
きっちり定時までに仕事を終わらせて、残業をキャンセルして帰る
これは誰も文句を言えないし、むしろ理想的な働き方。

でもこの残業キャンセル界隈で出ているのは

  • 仕事残っているかは関係なし、定時だから帰る。

っていう考え。

めっちゃ気持ちわかるよ。新卒の時も俺もそうだった。



実際にあった話。

誰かが5時ピタになっているときもカバーしている人はいる。

さて、いきなりだが、アルゼンチンは基本的に残業文化がない。
18時になったら「じゃあまた明日!」とオフィスが一気に静かになる。

しずろく

金曜なんか15時くらいからもうみんなそわそわし始める。

ちなみに南米でも”Quiet Quitting”とかも流行っています。

みんな定時でピッタリ帰る理由。


それは家族との時間を大事にする価値観が根付いているから。複数世帯で生活している家族も少なくない。

加えて、皆「家族」 「仕事」以外のサードプレイスを多く持っている。

例えば地域の活動、スポーツチーム、副業、ボランティアとかサードプレイスを多く持ってる。そのあたりはこの記事で

でも、そんなアルゼンチン。「残業しなきゃいけない場面」は当然やってくる。

ある日、アルゼンチンのディーラーから営業チームの社員に帰宅間際夕方6時にWhatsAppの電話が入った。


「明日のイベントに間に合わない、なんとか今日中に完成車部品を手配してほしい」

本当は俺らじゃなくて、その地域の代理店が対応すればいい(B2B商売)。
でも最後結局ブランドイメージにも影響するし、何より電話越しでめっちゃ困っている。

いろいろ製品を探し回って他のディーラー、工場の在庫を確認しててすでに21時。

会社は当たり前だけど俺とその営業メンバーだけで外は真っ暗。


幸い、地方に在庫があることを確認。
速攻でハイヤーをを手配して製品を届け、顧客は大喜び。(ちなみにアルゼンチンは国土が日本の7倍もあり、地方のその代理店から店舗まで車で3時間。。)

しずろく

とにかく一件落着。


イベント終了後その客の取引量は倍以上になった。

「残業=損」じゃなくて、じつは信頼を積み上げる投資でもあるんだよね。

仕事で大事なのは「残業」ではなくて、「目の前の人を今、幸せにできるかがカギと思う。



「働き方改革」って本当は何?

正しいのは「毎日がノー残業デー」になってもガッチリ儲かる仕組みを作り上げないといけない

「残業キャンセル界隈」の議論を見ていると、どうも“働き方改革”が誤解されてる気がする。

働き方改革って「社員を甘やかして定時で帰らせる仕組み」じゃなくて

本質は:

  • ムダなタスクや古いマニュアルをなくす
  • ダラダラ12時間かかっていた仕事を8時間で終わらせる
  • 介護や子育てで時間制約のある人でも活躍できる仕組みをつくる
  • 従業員が健康に働き、結果的にサービスや品質も上がる

生産性上げて人生も仕事も充実させようぜっていう、 攻めの考え。
「毎日ノー残業でも会社が回る仕組みを作る」のが、経営層やマネージャーの本当の挑戦。

「なんのために働くのか?」って考える人はいったん稲盛さんの本を読むのがおすすめ。


結局ややこしいのは「責任キャンセル界隈」

本当にややこしいのは「責任キャンセル」界隈

当たり前の話だけど、「残業=悪」ではなく、残業の中身が大事ってこと。

  • 顧客を助けるための残業 → 信頼と次のビジネスにつながる
  • 同僚をカバーする残業 → チームの一体感と自分の評価につながる
  • 副業で相手のために動いた時間 → 案件や依頼につながる

成長や信頼って、結局「与えた分だけ」あとから返ってくる。
それは残業だろうが、プライベートの時間だろうが関係ない。

だから一番厄介なのは残業自体のキャンセルじゃなくて、「責任キャンセル界隈」ってこと。

責任キャンセル界隈=テイカー思考は副業でも失敗する

しずろく

テイカー気質だとしんどくなるよね。

もう一つ。
「残業キャンセル界隈」的な思考にどっぷり浸かると、副業や個人ビジネスでも失敗しやすい。

  • 「自分の時間単価が〜」
  • 「効率だけで最大化したい」

こういうコスパ的な発想ばかりだと、結局はテイカーになってしまうから気を付けたい。

周りにも、副業を始めたけど「自分のため」にしか動けず半年で辞めた人は多い。
逆に「誰かの役に立ちたい」と時間を差し出す人は、信頼も案件も自然と増えていく。

これは駐在員としての本業でも、副業でも同じ真理だと思う。

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