- アルゼンチン旅行中だけどで病院に行きたい
- ブエノスアイレス市内で日本語で話せる病院はどこ?
- アルゼンチンの医療は無料って本当?
- ブエノスアイレス市内のオススメ病院
アルゼンチンの病院事情について解説。
私自身アルゼンチンに住んでいて、
怪我・病気・子供の風邪・健康診断でしばしば病院に行くことがあります。
日本とは勝手の違う医療制度。
最初はよくわからず不安でしたが、使ってみると
予約・診察・処方箋を受け取るまで意外とシンプルです。
今回はそんなアルゼンチンの医療事情を
- アルゼンチン旅行中の方
- アルゼンチンに住んでいて良い病院を知りたい方
- アルゼンチンに渡航予定で医療事情を知りたい方
向けにまとめます。
今回はブエノスアイレス中心の紹介となります。
アルゼンチンの医療システムは公立・私立病院の二つに分かれており、
サービスや使用保険の違いなどがあります。
公立病院は無料である一方で待ち時間が長い?私立病院は費用は?
そんなお悩みがある方。ご参考になれば。
【私立病院】旅行者・海外旅保険を持っている方にオススメ
まず早速、旅行・現地在住で一番お世話になる可能性の高いブエノスアイレス市内の私立病院から。
私立病院の特徴は、
- 有料だが、より迅速で快適なサービスを提供
- 最新の医療設備と英語対応可能な医師も多い
- 外国人患者は基本私立病院でOK (現地の保険 or 旅行保険を使用)
- 例:ブエノスアイレスのドイツ病院
(Hospital Alemán)、イタリア病院(Hospital Italiano)
アルゼンチン現地在住 or 旅行中の方にとってまず私立病院が候補に挙がると思います。
民間の医療保険(OSDE等)を利用すれば、
日常の治療、診察、手術、カウンセリングは基本的にすべてカバーされます。
民間医療:月額料金は年齢や保障内容により50〜200米ドル程度
帰国時に保険会社に代金の支払いをしてもらいましょう。
ブエノスアイレス市内の主な私立病院を紹介。
【総合病院】Hospital Italiano(イタリア病院)
総合病院のイタリア病院。
病院名 | Hopital Italiano |
主な診療科目 | 総合・緊急・外科・内科・小児科 |
地区 | Almagro |
Address | Tte. Gral. Juan Domingo Perón 4190 |
HP | http://www.hospitalitaliano.org.ar/ |
【総合病院】Hopital Aleman (ドイツ病院)
イタリア病院と並ぶ有名総合病院。
病院名 | Hopital Aleman |
主な診療科目 | 総合・緊急・外科・内科・小児科 |
地区 | Recoleta |
Address | Av. Pueyrredón 1640 |
HP | http://www.hospitalaleman.org.ar/ |
【総合病院】Fundación Favaloro
こちらも総合病院。MONSERRATにあります。
病院名 | Fundación Favaloro – Edificio Central |
主な診療科目 | 総合・緊急・外科・内科・小児科 |
地区 | MONSERRAT |
Address | Av. Belgrano 1746 |
HP | https://www.fundacionfavaloro.org/ |
【産婦人科】Hospital Suizo (スイス病院)
在住日本人からも出産・妊娠時に評価の高い病院。
病院名 | Clinic and Maternity Swiss Argentina |
主な診療科目 | 産婦人科(出産・妊娠)・小児科 |
地区 | RECOLETA |
Address | Av. Pueyrredón 1461 |
HP | https://www.swissmedical.com.ar/clinewsite/cymsa/ |
【産婦人科・総合】Mater Dei
スイス病院
同様、産婦人科系で超有名。総合診療も。病院名 | Sanatorium Mater Dei |
主な診療科目 | 総合 産婦人科(出産・妊娠)・小児科 |
地区 | PALERMO |
Address | San Martín de Tours 2952 |
HP | http://www.sanatoriomaterdei.com.ar/ |
【公立病院】無料診療が強み。
次にブエノスアイレスの公立病院について紹介。特徴は
- 無料または低コストで医療サービスを提供
- 待ち時間が長く、設備が古い場合が多い
- 緊急時や専門的な治療が必要な場合に利用
- 例:ブエノスアイレス市立ピロバノ病院(Hospital Pirovano)
アルゼンチンは公共医療・教育が無償の国(基本)
これは政府からの補助金が多く出され支えられている素晴らしい仕組みの一つ。
一方でその性質上、診察まで数時間待つということもしばしば。
朝病院に行って、夕方暮れるまで診察してもらえないという笑えない話もあります。
緊急や特段の事情がない限り、現地在住者は使うことが少ないかもしれません。
ブエノスアイレス市内の主なブエノスアイレスのHP に記載してあります。
日本語が通じる病院
アルゼンチンはブラジルやアメリカと比べて日本語の通じる医師は少ないです。
それでも日系人社会のコミュニティは大きく、いくつか日本語の通じる病院もあるようです。
私自身使ったことがありませんが下記在アルゼンチン日本国大使館の情報を引用します。
各自ご確認ください。
在アルゼンチン:日本国大使館
【日本人向けと思われる主な医療機関】
地図にまとめてみた
記事執筆中。。
アルゼンチンの医療事情あれこれ
最後にアルゼンチンの医療事情あれこれ。
薬の購入・処方箋の受け取り方や緊急時の対応方法をご紹介。
薬の購入
チェーンの薬局での購入が一般的
Farmacity、Dr. Ahorro など 24時間営業の薬局もあり
(特にブエノスアイレス)
多くの薬が処方箋なしで購入可能です。
抗生物質は処方箋が必要 ジェネリック医薬品が普及しており、比較的安価で手に入るので助かります。
処方箋の入手方法:
いたってシンプル。日本と同じ。
医師の診察を受ける(上に書いたような私立病院がおすすめ)
処方箋を受け取る 薬局で処方箋を提示し
薬を購入
緊急・救急の場合
緊急を要する場合のコンタクト先です。
救急電話番号:107 (スペイン語での症状説明)
日本大使館緊急電話:+54-11-4318-8200
アルゼンチンで使えるスペイン語フレーズ
病院で役立つスペイン語フレーズを紹介します。
アルゼンチンの医療機関を利用する際に、基本的なスペイン語フレーズを知っておくと安心。
ここでは、病院での受付から診察、薬の受け取りまでに役立つ表現をご紹介します。
会話
受付での対応:
“Tengo una cita con el doctor [名前].” (○○先生との予約があります)
症状の説明:
“Tengo fiebre / tos / diarrea.” (熱があります / 咳が出ます / 下痢をしています)
医師の質問への返答:
“Hace [数字] días.” (○日前からです)
薬局での会話:
“Necesito este medicamento.” (この薬が必要です)
診療名や症状の説明
診療科名:
内科: Medicina Interna (メディシーナ・インテルナ)
外科: Cirugía (シルヒーア)
小児科: Pediatría (ペディアトリーア)
耳鼻咽喉科: Otorrinolaringología (オトリノラリンゴロヒーア)
眼科: Oftalmología (オフタルモロヒーア)
皮膚科: Dermatología (デルマトロヒーア)
産婦人科: Ginecología y Obstetricia (ヒネコロヒーア・イ・オブステトリシア)
整形外科: Traumatología (トラウマトロヒーア)
精神科: Psiquiatría (シキアトリーア)
歯科: Odontología (オドントロヒーア)
一般的な症状:
腹痛: Dolor abdominal (ドロール・アブドミナル)
頭痛: Dolor de cabeza (ドロール・デ・カベサ)
偏頭痛: Migraña (ミグラーニャ)
扁桃炎: Amigdalitis (アミグダリーティス)
発熱: Fiebre (フィエブレ)
咳: Tos (トス)
のどの痛み: Dolor de garganta (ドロール・デ・ガルガンタ)
めまい: Mareo (マレオ)
吐き気: Náuseas (ナウセアス)
下痢: Diarrea (ディアレア)
便秘: Estreñimiento (エストレニミエント)
発疹: Erupción cutánea (エルプシオン・クタネア)
息切れ: Falta de aire (ファルタ・デ・アイレ)
胸痛: Dolor en el pecho (ドロール・エン・エル・ペチョ)
背中の痛み: Dolor de espalda (ドロール・デ・エスパルダ)
これらの表現を覚えておくと、アルゼンチンの医療機関でより正確に症状を伝えられ、
適切な診療科にスムーズに案内してもらえます。
医療に関する重要な会話では、可能であれば通訳や日本語対応可能な医療スタッフのサポートを受けてくださいね!
アルゼンチンの病院に行く際に持っておいた方がよいもの
病院でのスペイン語説明が不安な際に役立つアイテムです。
指さし会話帳 – ロコタビ
ロコタビの指さし会話帳の特徴:
- 症状の説明に特化した単語・フレーズ集
- 体の部位や一般的な病気の名称をカバー
- 医師の質問を理解するための重要表現を収録
- 発音のカタカナ表記で初心者でも安心
- コンパクトサイズで持ち運びに便利
アルゼンチンのスペイン語で困った経験のある方なら、
この一冊でコミュニケーションの不安が大幅に解消できるのでお勧め。
かさばる本が面倒!という方はKINDLE版がおすすめ。
医療通訳サービスの利用方法と料金
もしお困りのことなどがあれば
スペイン語通訳できるのでお任せください。
スペイン語での受診、お子様を急ぎで病院へ!
ということがあればお手伝いさせていただきます。
以下
できることです。- 病院までの同伴
- 病院での医師への通訳
- 医師への症状説明
- 診察後の不明点のフォロー
- アルゼンチン国内のオンライン診察時の通訳・医師への説明
項目 | 価格 | 備考 |
---|---|---|
診察時の日本語/西語通訳 病状説明 (1時間当たり) | 50USD | ブエノスアイレス市内で あれば交通費込み |
オンライン診察時の ペイン語翻訳 (1時間当たり) | 25USD | オンライン診療でも 処方箋出してもらえます。 |
診察後の不明点のフォロー (1時間当たり) | 25USD | 医師への症状説明時の スペイン語翻訳等 |
まとめ
アルゼンチンの医療事情の概要をブエノスアイレス中心に紹介しました。
具体的な病院の診療科目や保険費用は変わる可能性があるため、
実際にアルゼンチンへの渡航や移住を計画する際には、最新の情報を確認することをお勧めします。
また、個人の健康状態や滞在計画に応じて、適切な医療機関や保険を選択してくださいね。
以上参考になれば幸いです。
他にもアルゼンチン生活記事書いています。