【全18店舗行ってみた】アルゼンチンステーキハウス完全ガイド

ブエノスアイレスで行くべきステーキレストランはここだ。
しずろく

どうも、しずろくです。アルゼンチン駐在の4年で、現地のステーキ屋(パリージャ)は150軒以上回りました。

先に結論を書きます。ブエノスアイレスのステーキは、人生で一度は食べる価値があり。

日本の和牛とは別カテゴリの美味しさで、コスパも段違い。

この記事では、現地で実際に通い込んだ150軒以上のパリージャから、観光・出張・駐在のどんな目的でも対応できるよう、価格帯別に18店舗を厳選してまとめました。

この記事で分かること
  • アルゼンチンのステーキが世界的に評価される理由
  • 覚えておきたい牛肉の部位とスペイン語
  • ブエノスアイレス18店舗(高級〜大衆まで)
  • 焼き加減を伝えるスペイン語
  • 予約・支払い・チップの実用情報

「全部読むのは長い」という方は、全18店舗のGoogle Mapだけ見ても十分使えるはずです。

しずろく

5年で全部実際に行ってみました。

※本記事は2026年時点で情報を更新しています。営業時間・価格は変動するため、訪問前に各店の公式情報をご確認ください。

この記事を書いた人
自分の顔
@しずろく

ご質問・DMはTwitterからどうぞ!

アルゼンチンの「今」を誰よりも
わかりやすく毎週お届けしているJTC会社員

  • プロフィールはこちらから
  • 発信:アルゼンチン現地生活・ビジネス・雑記ネタ
  • 好き:ブログ・SEO・Webマーケ、飲み会
  • 本業:企画営業職
タップできる目次

アルゼンチンのステーキが世界で評価される3つの理由

① 牛肉消費量が世界トップクラス

まずはこのデータ。一人当たり年間牛肉消費量の比較です。

一人当たり年間牛肉消費量
ウルグアイ約61kg
アルゼンチン約53kg(歴史的には70kg超)
アメリカ約26kg
日本約6kg

日本人の約10倍。「アルゼンチン人の主食は牛肉」と言われるのは本当で、土日の家族BBQ(アサード)は半ば宗教のような扱いです。

国民全員が美味しい肉を知っているから、飲食店間の競争レベルが高い。これがパリージャ全体のクオリティを底上げしています。

チミチュリというソースをかけて食べるアルゼンチンステーキは格別です。

② パンパ平原のグラスフェッド(牧草飼育)

アルゼンチン牛は、その大部分を広大なパンパ平原で草を食べて育ちます。グラスフェッドと呼ばれる育て方です。

日本の和牛や米国産牛の多くは穀物肥育(グレインフェッド)で、サシが入って霜降りになる代わりに脂っこさも強い。グラスフェッドとは正反対のアプローチです。

アルゼンチン牛
(グラスフェッド)
和牛・米国牛
(グレインフェッド)
味わい赤身の濃い旨味脂の甘み・霜降り
食べられる量500g〜1kg余裕200gで満足
胃もたれしにくいしやすい
価格(現地)安い高い

アルゼンチン牛の特徴は、量を食べても胃にこたえないこと。Tボーン800gを一人で完食しても、後を引かない軽さがあります。

③ パリージャという独自の炭火焼文化

アサード パリージャ

アルゼンチンで肉を焼く時に使うのがパリージャ(Parrilla)という独特の鉄網。炭火の上に斜めに掛け、余分な脂を下に落としながら、低温で1〜2時間かけてじっくり焼く方法です。

  • 炭の香りが肉に移る
  • 脂が適度に落ちて重くならない
  • 分厚い肉でも均一に火が通る

ちなみにアルゼンチンでは、ステーキ屋自体もこの鉄網の名前から「パリージャ」と呼ばれます。

つまり、肉を主食レベルで食べる国民×赤身の濃いグラスフェッド牛×100年以上続く炭火文化。この3つの掛け合わせが、アルゼンチンステーキの強さを作っています。

押さえておきたい牛肉の部位ガイド

知っているとオーダーの幅が広がる代表的な部位はこれです。

スペイン語日本語特徴おすすめ度
Ojo de Bifeリブアイ霜降りと赤身のバランス★★★★★
Bife de Chorizoサーロイン脂と赤身のコントラスト★★★★★
Lomoフィレ柔らかく上品、脂少なめ★★★★
Vacíoカイノミ(脇腹)焼き肉的な旨味、ワインに合う★★★★
Entrañaハラミ肉好きが歓喜する濃い味★★★★★
Tira de Asado骨付きカルビアサードの定番★★★
Chorizo牛ソーセージ前菜の定番、絶品★★★★
Morcilla血のソーセージ玄人向け、しかし美味★★★

初めての方はOjo de BifeかBife de Chorizoを頼めば外しません。日本のハラミとは別次元のEntraña(ハラミ)も必食です。

【一覧】ブエノスアイレスのステーキ18店舗早見表

「店が多すぎて選べない」という方のための、予算別・目的別の早見表です。

スクロールできます
店名予算(1人)エリアこんな人向け予約
Don Julio$150〜パレルモ初めて・観光の本命1ヶ月前
La Brigada$100〜サンテルモサッカー好き・雰囲気重視2週間前
Cabaña Las Lilas$150〜プエルトマデロワイン好き・接待1週間前
Lo de Jesús$100〜サンクリストバル家族・伝統料理1週間前
Grandes Carnicerías$70〜サンテルモ肉通・精肉店出身数日前
La Cabrera$80〜パレルモ付け合わせ豊富数日前
La Parrilla de Raúl$60〜中心部家庭的な雰囲気不要
El Viejo Palermo Grill$80〜パレルモ地元密着数日前
Parrilla Cero5$30〜パレルモモダンな創作系不要
Lo de Charly$35〜パレルモ24時間営業不要
Parrilla Aires Criollos$30〜サンテルモ北部地方料理も不要
Siga La Vaca$45〜プエルトマデロ他食べ放題不要
Parrilla Peña$30〜レコレータコスパ重視不要
Parrilla Bar Polo$25〜パレルモスポーツバー風不要
Parrilla 83$20〜ベルグラーノ駐在員コスパ王不要
El Bodegón Ayacucho$25〜レコレータ老舗ボデゴン不要
Bellagamba Palermo$30〜パレルモ100年老舗不要
Bodegón Núñez$25〜パレルモミラネサ強い不要

初訪問なら青線の4店舗がまずハズレのないParillaです。

高級ステーキ店4選|外さない本命

① Don Julio|アルゼンチンステーキの代名詞

Don Julio ステーキ

「世界のベストレストラン50」にも選出される、ブエノスアイレスNo.1の知名度を持つパリージャ。熟成肉と焼き加減の精度で世界的に評価され、観光ガイドには必ず載る一軒です。

予約は1ヶ月前でも埋まることが多いので、旅程が決まったらすぐ動くのが正解。おすすめはOjo de Bifeとマルベックの赤ワインの組み合わせ。アルゼンチンステーキの神髄が一度で伝わる構成です。

店舗情報

営業時間:12:00〜16:00 / 19:00〜24:00
予算:$150USD〜(1人)
住所:Guatemala 4699, Palermo
予約:必須(1ヶ月前)

公式サイト / Instagram

② Parrilla La Brigada|スプーンで肉が切れる店

La Brigada

サンテルモ地区のアイコン。店内はサッカー選手のサインユニフォームで埋め尽くされていて、アルゼンチン文化の博物館のような空間です。

看板メニューのOjo de Bifeは、店員が「スプーンで切れます」と実演してくれる伝統パフォーマンスつき。本当にスプーンで切れます。家族で行ったとき、子どもが目を丸くしていました。

店舗情報

営業時間:12:00〜23:30
予算:$100USD〜(1人)
住所:Estados Unidos 465, San Telmo
予約:2週間前推奨

公式サイト / Instagram

③ Cabaña Las Lilas|ワインリスト750種類の高級店

Las Lilas

プエルトマデロの水辺にある高級ステーキハウス。ワインリスト750種類以上という規模で、ワイン好きにはたまらない構成です。肉は全て自家牧場産、ピカーニャとメダリョン・デ・ロモが看板。接待・記念日にはここを使えば間違いありません。

店舗情報

営業時間:12:00〜00:30
予算:$150USD〜(1人)
住所:Av. Alicia Moreau de Justo 516, Puerto Madero
予約:1週間前推奨

公式サイト

④ Lo de Jesús|地元の上流層が家族で使う店

Lo de Jesús

ワインショップ併設の高級店。地元の上流層が家族で使う店という立ち位置で、観光客が少なく落ち着いて食事ができます。エンパナーダ(アルゼンチン式ミートパイ)やチョリソなどの伝統料理も評価が高い。

店舗情報

営業時間:12:00〜23:30
予算:$100USD〜(1人)
住所:Av. San Juan 2000, San Cristóbal
予約:1週間前推奨

Instagram

中価格帯9選|現地民が普段使いする店

⑤ Grandes Carnicerías del Plata|元・精肉店

Grandes Carnicerías
約100年前に精肉店として使われていた建物を改装

店名のCarniceríaは「精肉店」の意味。実際に100年前精肉店だった建物を改装したパリージャです。肉のプロ集団が運営しているだけあって、Chinchulines(腸のグリル)など珍しい部位までクオリティが揃っています。

店舗情報

営業時間:20:00〜00:00(夜のみ)
予算:$70USD〜(1人)
住所:Chile 592, San Telmo

Instagram

⑥ La Cabrera|付け合わせ15種類の名物

La Cabrera

2002年にシェフのガストン・リベイラが開いた中価格帯の代表店。ステーキ1皿に15種類以上の付け合わせが付いてくる構成で話題になり、国内空港にも支店があるレベルの人気店です。

店舗情報

営業時間:12:30〜16:00 / 20:00〜00:30
予算:$80USD〜(1人)
住所:José A. Cabrera 5127, Palermo

公式サイト / Instagram

⑦ La Parrilla de Raúl|家族経営の隠れ家

La Parrilla de Raúl

中心部にある家族経営の店。観光客がほとんどおらず地元民だけの空気感で、アルゼンチンの普段の食卓に近い体験ができる店です。

店舗情報

営業時間:12:00〜15:30 / 20:00〜00:00
予算:$60USD〜(1人)
住所:Maipú 665, Microcentro

⑧ El Viejo Palermo Grill|地元食材オンリー

El Viejo Palermo Grill

パレルモ地区の伝統的なグリル店。地元食材のみで構成するこだわりが強く、長年地域に根付いている一軒。地元住民から観光客まで幅広い層に愛されています。

店舗情報

営業時間:12:00〜16:00 / 20:00〜00:00
予算:$80USD〜(1人)
住所:Gorriti 5608, Palermo

⑨ Parrilla Cero5|創作系モダンパリージャ

Parrilla Cero5

モダンな内装と創造的なメニューが特徴の新世代パリージャ。伝統と現代性を融合した位置づけです。個人的にはここの自家製チミチュリ(アルゼンチン式ハーブソース)が秀逸で、瓶ごと持ち帰りたいレベルでした。

店舗情報

営業時間:12:00〜16:00 / 20:00〜00:00
予算:$30USD〜(1人)
住所:Humboldt 1475, Palermo Hollywood

公式サイト / Instagram

関連:チミチュリのレシピは別記事で詳しく書いています。

⑩ Lo de Charly|24時間営業のステーキ砦

Lo de Charly

24時間営業でステーキを出し続ける珍しい一軒。深夜4時にステーキが食べたくなったら、ブエノスアイレスではここが唯一の答えになります。カジュアルな雰囲気で、冷えた生ビールとCharlyの肉だけで十分幸せに過ごせます。

店舗情報

営業時間:24時間
予算:$35USD〜(1人)
住所:Soler 5001, Palermo

公式サイト / Instagram

⑪ Parrilla Aires Criollos|北部地方料理も

Aires Criollos

ブエノスアイレスの定番だけでなく、コルドバや北部地方の料理も取り入れた構成。アルゼンチン各地の料理文化を一度に楽しめる店です。

店舗情報

営業時間:12:00〜16:00 / 20:00〜00:00
予算:$30USD〜(1人)
住所:Humberto Primo 675, San Telmo

公式サイト / Instagram

⑫ Siga La Vaca|肉のビュッフェ食べ放題

Siga La Vaca

店名のSiga La Vacaは「牛について来い」の意味。その名の通り、ビュッフェスタイルで好きなだけ肉が食べられる店です。サラダ・ワイン・デザートを含めて$45は驚異的なコスパで、観光客にも地元客にも人気。複数店舗を持つチェーンです。

店舗情報

営業時間:12:00〜16:00 / 20:00〜00:00
予算:$45USD〜(1人)
住所:Av. Alicia Moreau de Justo 1714, Puerto Madero(他店舗あり)

公式サイト / Instagram

⑬ Parrilla Peña|レコレータの普段使い

Parrilla Peña

レコレータ地区の地元密着型カジュアルパリージャ。フレンドリーなサービスと伝統的な雰囲気で、観光地っぽくない素のアルゼンチンが味わえる店。予約不要で気軽に入れます。

店舗情報

営業時間:12:00〜16:00 / 20:00〜00:00
予算:$30USD〜(1人)
住所:Rodríguez Peña 682, Recoleta

Instagram

大衆ステーキ店5選|安くて美味い駐在員の日常

⑭ Parrilla Bar Polo|スポーツバー風カジュアル

Parrilla Bar Polo

スポーツバーの雰囲気で、ステーキとドリンクを気軽に楽しめる店。ポロ競技場の近くにあり、地元のポロ愛好家が集まります。ここのチョリソ(牛ソーセージ)は炭の香りが効いていて、何度通ってもまた頼みたくなる味でした。

店舗情報

営業時間:12:00〜00:00
予算:$25USD〜(1人)
住所:Dorrego 1855, Palermo

⑮ Parrilla 83|駐在員時代のリピート最多店

Parrilla 83

正直に書きます。この店、駐在中に何度通ったか分かりません。

子どもの学校が目の前にあって、夕方の送り迎えの帰りに炭の香りに引き込まれる、という展開が4年間ずっと続いた店です。ステーキ+ワインボトル1本+エンパナーダで2人$40。日本で同じクオリティを出したら2万円取られます。

店舗情報

営業時間:12:00〜16:00 / 20:00〜00:30
予算:$20USD〜(1人)
住所:Virrey del Pino 2501, Belgrano

公式サイト / Instagram

⑯ El Bodegón de la Calle Ayacucho|昔ながらのボデゴン

Bodegón Ayacucho

伝統的なボデゴン(大衆食堂)スタイルの老舗。アヤクーチョ通りに位置し、昔ながらのブエノスアイレスの空気がそのまま残っています。写真映えはしませんが、ミラネサ(牛肉カツレツ)と赤ワインだけでハマる人多数。

店舗情報

営業時間:12:00〜15:30 / 20:00〜00:00
予算:$25USD〜(1人)
住所:Ayacucho 1606, Recoleta

⑰ Bellagamba Bodegón Palermo|100年続く老舗

Bellagamba

パレルモ地区の老舗ボデゴン。創業100年を超えるチェーンで、平日夜から満席になる人気店です。多彩なメニューと豊富なワインで、アルゼンチン家庭料理をフルで楽しみたいときに使いやすい。

店舗情報

営業時間:12:00〜16:00 / 20:00〜00:30
予算:$30USD〜(1人)
住所:Carranza 2191, Palermo

Instagram

⑱ Bodegón Núñez en Palermo|ミラネサが看板

Bodegón Núñez

クラシックなアルゼンチン料理のボデゴン。ヌニェス地区の伝統をパレルモで楽しめる店です。ここのミラネサ・ナポリターナ(チーズ&ハム乗せ牛カツ)は、正直ステーキ以上にハマる人が多い名物。

店舗情報

営業時間:12:00〜16:00 / 20:00〜00:00
予算:$25USD〜(1人)
住所:Cabrera 4689, Palermo

全18店舗のGoogle Map

紹介した18店舗を全部プロットしたGoogle My Mapです。ブエノスアイレス旅行前にブックマーク推奨。

ブエノスアイレスで行くべきステーキレストランはここだ。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

シェアいただけると嬉しいです
タップできる目次