久々に上海に行ってきました。
仕事で。
初めての中国は10年以上も前。
バックパック旅で香港から本土に入って南中国?を旅してベトナムに行ったなぁ。
以来,日本から仕事で行くのは上海と昆山ばかり。
2020年以降はコロナ +アルゼンチン出向が重なりしばらく行ってなかった。
今回久しぶりに中国・上海行って気づいたこと。備忘録。
中国入国にビザ必要になってる!
|中国に入国するためはビザが必要。(2024年現在)
結構めんどくさくなった。
コロナ前、日本人が中国にビジネス出張、会議出席、観光目的に、
15日以内の短期滞在をする場合はビザが免除されていました。
当時この15日間ビザ免除措置を享受していたのは
日本、シンガポール、ブルネイの国籍を持つ人だけだった
楽ちんだった。。
その後の経緯。
中国もその対抗措置として制限。日本人含む入国制限を開始。
2023年からは中国はシンガポールとブルネイには例の
「ビザなし入国」を再開はじめたものの、
「日本」は含まれませんでした。(ビザ必要のまま)
加えて2023年末からはその「15日以内ならビザなし入国」の対象国をさらに、フランス・ドイツ・スペイン・イタリア等拡大。
それでも日本は「入国ビザ必要」のまま。
つまりコロナの制限ではなく、中国は別の理由で日本からの入国を制限している。
政治的な対立が理由。
原発処理水、台湾に対するスタンス・対中の半導体輸入規制、等々。
外交関係ってまさにgive and take。
政治対立はあってもビジネスとしては中国は世界の工場である事実は変わらない。
JTCリーマンとしては手続きが増えるのは純粋の面倒です。
ま、しょうがないですね。
アルゼンチンから日本人が中国に行くのは面倒
今回はそんなビザ取得。そしてさらに今回ややこしかったのが、
「アルゼンチン在住日本人が中国に行く手続き」
日本から中国に行くのと比較して、追加の書類とワクチン接種が必要で面倒でした。
手続きはこんな感じ
中国支社のハンコと、当局への届け出をしてもらう(「しずろくっていうアルゼンチンに住んでるようわからんやつが5月の1週間中国来たいってよ。」の旨)
「お願いです!中国に行きたいんです!」という低い姿勢でビザ申請。
必要なもの
- 例の招待状
- パスポート原本
- DNI
- ビザ申請 (アルゼンチンの中国大使館webから登録)
- “4”の申請完了の画面の印刷した紙
無事この手続きを済ませると「1週間後に来てね!」と言われます。
その際にもらう、紙切れ一枚をなくさないように持っておきます。
また行くのか。。大使館遠いんだよね。
しかも中国大使館に1週間パスポートの原本を預けます。
一週間後。その紙切れ一枚を受付に渡して、 窓口でビザ申請費用を支払い。
ビザ費用は2024/5月時点で23,000ペソでした。(約23USD)。
このビザ費用の支払い方法QR決済のMercado Pagoだけ。
自分の前で先に中国行のビザ手続きをしているアルゼンチンおじいちゃん。
「わしはMercado なんて持っていないわぁ」と困った様子。
不憫そうだったのでMercado Pagoでビザ費用おごってあげました。
キャッシュレス進んでいるアルゼンチンだけど、お年寄りとかついていけない人も多いんだよね。。
無事中国へのビザゲット。
— しずろく🇦🇷南米/アルゼンチン (@Shizuroku1) April 9, 2024
それにしても申請中は、ずっとパスポート預けっぱなしっていうのはすごく不安。
そしてビザ申請費用はMercado Pago のみの受付。
MP持ってないおじいちゃん困ってたから代わりに払ってあげた。 pic.twitter.com/GdPqTFLpUw
日本から行く際に必要はない黄熱病ワクチン。
南米から中国入る際は必須です。
ビザ申請と合わせて進めましょう。
ブエノスアイレス市街のBarracasで無料で「生涯有効」のワクチンを打ちました。
(実は同ワクチンはブラジル住んでる時打ったんだけど、接種記録を日本に置いてきたという大失態。。)
面倒だけど、ワクチン接種証なければ中国入れないので接種。
今日は中国出張のための黄熱病ワクチンを摂取しにBarracasへ。💉
— しずろく🇦🇷南米/アルゼンチン (@Shizuroku1) April 22, 2024
このワクチンは「生涯有効」です。
ところが。。
実は10代のころブラジルへ渡航するために接種したのですが、書類を紛失。。😅
まさか「南米=>中国」に行く場合
接種必須とは。。… pic.twitter.com/4Y6vAPkR0g
これ全部やって無事中国に入れます。
申請からビザ取得まで稼働日ベースで10日間かかりました。
お急ぎの際は「Fast Application」という3日くらいでとれるビザもあります。値段は倍。
アルゼンチンから中国行きたい方は私までお問い合わせを。笑
中国あれこれ
そんなこんなで無事ビザも取得。
ワクチンも打って
ブエノスアイレスを出発して、トルコ経由で、中国へ。
ブエノスアイレスのスターアライアンスラウンジは出発前にゆっくりできるのでオススメ。
新しく アルゼンチンの新鋭GINブランド”BOSQUE”のブースができてた。もちろんマルベックやカベルネワインも飲み放題。
閑話休題
中国出発の直前にブエノスアイレス在住の日本の皆様とオフ会をしました。
はじめましての方ばかりだけどめちゃ楽しかった。
様々な理由で日本の真裏まで来ている皆さん。お会いできてよかったです!
また企画します。
話は戻って中国。30時間くらいかけて到着。
やっぱり遠いわ。
上海到着。
— しずろく🇦🇷南米/アルゼンチン (@Shizuroku1) May 3, 2024
入国管理の機械が使いやすすぎ(反応早くて)て感動。 pic.twitter.com/P1LFcQ5WWP
中国到着早々、取引先との白酒ディナーで撃沈。
二日酔いの翌朝のホテルビュッフェは胃にしみる。
中国に来た時の
— しずろく🇦🇷南米/アルゼンチン (@Shizuroku1) May 4, 2024
このヘビーな朝食が俺は好きだ。 pic.twitter.com/ANrIoCBdPR
そもそも、今回の出張。
中南米(アルゼンチン・メキシコ・コロンビア・ブラジル・チリ・エクアドル・ベネズエラ)のお得意さんたちが一堂に会する上海の展覧会があるってことでの出張。
「なんで中国までわざわざ!」
とは思ったけど、各国に飛んで商談するよりは効率が良いので、ってことで。
ラテンな皆さんってあんまり乾杯!(中国のBottom up) とか普段しないんだけど、
中国サプライヤーと一緒の席だとそうなるわな。
仕事の合間に子供用にレゴ買って、
定番の注射器タワー見に行って
お客さんとクラブ行って朝まで飲んで
また二日酔いで朝めしビュッフェをがっつり食べて
上海🇨🇳で右も左もわからないけど
— しずろく🇦🇷南米/アルゼンチン (@Shizuroku1) May 6, 2024
Alipayを駆使して生活している。
今日は中南米から一緒に出張に来ている期待の新人株【🇧🇷・🇦🇷】と💡Found158💡に行ってきた。
月曜なのに満員のクラブ・レストラン・Bar。
📍住所: 上海市黄浦区 168, 巨鹿路168号
ホテルに帰ってきたのは3:00AM。
起床は6:00AM。… pic.twitter.com/WRwn8sNEBs
帰国。
なんか嵐みたいな出張だった。
VPNは必須アイテム。
あとVPNは中国ではマストアイテム。
中国では海外Appはことごとく使えません。
- Google (Mail, Map, Drive 他全て)
- Amazon Prime, Netflix等
- Yahoo
- App Store
- Youtube
- 他日本、海外ニュースサイト
中国では必須のVPN。今回の出張ではNordVPNを使いました
回線速度重視の方にはこれ
- リスト
- リスト
- リスト
\ 中国出張・旅行にオススメなVPN /
ところで・・
中国アプリ以外では生活ができなくなってる。。
ところでそんな中国、上海。
もはや現金使えません。てかクレジットカードも使えません。
コロナ前に増して完全にキャッシュレスが浸透。
しかもそのスピードは多分世界一。
タクシー 現金もクレジットカードも使えない。 中国アプリのQR決済だけ。
レストラン 7-8割は現金もクレジットカードも使えない。 中国アプリのQR決済だけ。
スーパー 7-8割は現金もクレジットカードも使えない。 中国アプリのQR決済だけ。
Alipay, wechat pay 無しでは・・・
ここで問題だったのがアルゼンチンのクレジットカードの紐づけ。
Alipayとかwechatpay のアプリスマホにダウンロードしてクレジットカード紐づける。
もちろん登録するのは会社(アルゼンチン)のクレジットカード。
これがまた現地で10回に4回くらいは使えなくて、
自分の日本のカードで支払って後で会社の精算面倒くさかった。
とにかく、中国のキャッシュレス浸透スピードはもはや世界一。
帰り道:イスタンブールのラウンジは最高。
帰りはイスタンブール経由でアルゼンチンへ帰国。
ラウンジで若い日本人カップルがいたので話しかけてみたら世界一周中とのこと。
トランジットの疲労と、うらやましすぎる気持ちで
「ははっ、良いですね!引き続き楽しんでください!」と社交辞令をしてトルコビールとwineをあおる。
イスタンブール🇹🇷にて待合。
— しずろく🇦🇷南米/アルゼンチン (@Shizuroku1) May 8, 2024
アルゼンチンに早く帰りたい。。
隣に日本人カップルがいたので話してみると世界一周中とのこと。
羨ましすぎて朝から酒を煽っている🫠 pic.twitter.com/N4oNv0cYNJ
ところでイスタンブールのスターアライアンスラウンジ。
めちゃ広くて、食事、雰囲気含めてSUPER快適だった。
多分規模的にはシャルルドゴール空港のラウンジくらいでかい。
ビジネスクラスかSFC会員じゃないと基本は入れないけど、
その他にPriority Passで入れる方法もあります。
トルコでトランジットある人はおススメ。
おわり
久々にアジアを感じました。
台湾関係とか、きな臭いから上海行けるのはいつまでだろう。香港とかももう行きにくいし。
「平和が一番」であってほしいもの。
ところで中国・上海はやっぱり電気自動車普及率すごい。
来てみると感じることが多い。
運転者見てると若者の金持ち(風)が本当に多い
磁場メーカーに加え、Tesla, BMWの電気自動車が印象よりも多数
写真はHuawei搭載の『智界 S7』
お値段35,000 USD〜。
自動車だけじゃなく、国内消費が戻ってきてるのは自分の業界の売り上げからも実感。
(観光業以外)
一方で新興ブランド増えすぎで伸び悩みっていう問題も抱えている様子。
まあとにかくキャッシュレス・EVとこの5年の上海の成長を目の当たりにしたのでした
おしまい。
ブエノスアイレス帰ってくるとなんかその牧歌的な雰囲気にほっとした。