どうも~
しずろく です。
2024年コパアメリカも終わった。
ユーロ2024も終わり、喪失感。
忘れられないこの一か月をありがとう。 pic.twitter.com/Q439K2nRzd
— しずろく🇦🇷南米/アルゼンチン (@Shizuroku1) July 15, 2024
と、言っている間にパリオリンピックが始まる。
今回のアルゼンチン代表の試合を予選から見ていて
感じたのはやっぱり “Pecho Frío”な選手はアルゼンチンでは戦えないんだなってこと。
Pecho Frío はスペイン語で直訳すると「冷たい胸」。
サッカー用語でユニフォームの「熱さ」を感じない胸 =戦えないやつという意味。
アルゼンチンサッカーはまさに「闘志を持っている」=「戦える選手」が評価される国。
さて、メッシは皆のアイドル。生きる伝説。
だけど、それでも今でもリケルメとかテベスのような「Tener Huevo」つまり、「卵を持っている」(サッカー用語で「キンタマを持ってる」)選手が愛される国がアルゼンチン。
今の代表でいうなら、Lautaro Martinez とかRomero とかがTener Huevo 。
若き至宝ガルナチョは今回のアルゼンチン代表に招集されて、試合も1試合しか出ないまま優勝メンバーになったけども、彼の出場時間が少ないのもまだまだ「Pecho Frío」、という現地の論評が多い。
自分の子供もこっちでサッカーやっているけど「勝つため」に行う練習法に驚くことが多い。
5歳から、ペナルティエリアの前で相手を引っ張り倒す練習をしている。
そういえば少し前日本の天皇杯で話題になった「町田ゼルビア」批判問題。
発端は学生がプロに勝つ「ジャイアントキリング」が起きる天皇杯にて。
J1首位を走る町田ゼルビアが筑波大学になんと敗戦。
筑波大はまさに「Teniendo Huevo」って感じでファールしても、2人で町田の選手をタックルしても試合に勝ち切った。(結果、町田の選手は2人骨折)
敗戦した町田の黒田監督は筑波大のアンフェアな姿勢を批判。
そしたらネット上で「筑波大がやったことは町田がJ1のリーグ戦でやってることと全く同じやないか!」と黒田監督がたたかれまくったって話。
個人的な見解。
試合のジャッジは審判が決めることだから勝つためにはあらゆる手を尽くした方がよいと思う。
違反であれば退場という処分が下されてチームがピンチになる。
筑波大の選手も相手をケガさせようと思ってプレーしたのではないと思うし、実際試合を見てもそういう意思は感じなかった。
ゴールを何があっても決めさせないという気迫だった。
彼らはまさに「Tienen Huevo」であって、日本サッカーも勝つためには気迫をもってどんどんやれ、と思っている。
仕事でも日常でも「心・人とのつながり」を特に大事にするアルゼンチン。
サッカーを通して見えてくるものも面白い。