超短くまとめた先週のアルゼンチン。
*独断と偏見に基づき時事・生活・文化についてまとめています。
アルゼンチン全体の事を取り上げようと心がけてはいますが、内容の多くは主にブエノスアイレス地域に偏っています・・!
アルゼンチン、中国に使節団派遣
Sergio Massa経済大臣らは中国に特別施設を派遣。
フェルナンデス大統領と習近平主席が以前に交わした17個の国家間プロジェクトの締結を進めた。
加えてBRICS(ブラジル・ロシア・インド・中国) へアルゼンチン追加を支持するよう国家主席に求めた。
(習近平はこれを支持)
BRICSってもう死語と個人的に思っていた・・。
プロジェクトの中身はアルゼンチン国内の
サンマルティン鉄道施設
ブエノスアイレス市内の鉄道の近代化
上下水処理改修
水道橋施設
その中には第四原発の建設に関わるプロジェクトも含まれます。
中国の原発外交・借款外交はアジア・アフリカのみならず中南米にも広がっています。。(原発に関する借款は8年の猶予付き)
日本は対アルゼンチンのODAの支出も減らしていて中国の存在感が際立っています・・
昔はブエノスアイレス市内の地下鉄に昔の丸の内線車両が走っていたりしました。
借金漬けにして中国依存を高める狙いが多いと西系メディアは報じています。(アルゼンチン国内ではそこまで記載されておらず)
ブエノスアイレス- 春の「芸術週間」開催
美術館・博物館が町の至る所にある芸術天国のブエノスアイレス。
9/27 ~10/4までの間に国内で100以上のイベントがブエノスアイレス市内で行われます。
市内期間中は 週末・平日問わず市内の各地でイベントが行われます。
市は複数の場所に大規模な野外美術館を作り、自由な学際的プログラムを企画しています。
展覧会、トーク、パフォーマンス、ドキュメンタリー上映、偉大な国民的アーティストへのオマージュ、トレーニングモジュールなど、広場、劇場、地下鉄駅、文化施設などのスペースで楽しめるアクティビティもあり、大人も子供も楽しめそうです!
Infobaeに各開催予定が記載されているのでよろしければ!
INFOBAE – 9/21 “Semana del Arte: guía de actividades destacadas para disfrutar en la Ciudad”
アルゼンチンの失業率6.9%に低下
家統計局(INDEC)によると、2022年第二四半期のアルゼンチンの失業率は6.9% となりました。
(労働者人口のうち147万人が失業)
昨年同期の失業率 9.6% から大きく低下し、これは過去7年間で最も低い割合です。。
金融危機でインフレが続くアルゼンチンンでなんで失業率が下がる?
と率直に感じましたが、この統計はこの数か月の加速するアルゼンチンのインフレを表している裏腹なデータのようです。
今アルゼンチン国内ではひと家族当たり月120,000ペソ( 日本円で約12万円)以下の所得は貧困とみなされています。
進むインフレの中で給食数は増加。ただ生活に困窮する人は非正規雇用に就くが低賃金。というのが実態。
Cronista の記事によると、専門家が指摘しているのは、労働市場は持ちこたえているものの、ここ数ヶ月で実質賃金が下がり始めているという現象です。
労働省が測定した指数によると、7月の同調査による賃金は5.3%変動し、インデックが報告した物価上昇率7.4%に対して、2ポイント以上下がっています。
要するに「失業者は減ったが、最低賃金は下がっている(対インフレ率)。よって経済危機は依然深刻」という状況のようです。
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