2月末には最低気温10度まで気温が下がったブエノスアイレス。
今週は再び最高38度!!
と強烈な熱波に襲われています。暑い。。
ブログ読んでいただいている旅行者のK さん、現在アルゼンチン放浪中。
フィッツロイの武勇伝すごすぎました。この暑いブエノスアイレスから一気に冷える(笑)話でした。
アルゼンチン満喫いただいているようで最高にうれしいです!
さて、先週から今週にかけてアルゼンチン・ブエノスアイレスで起きたニュースのまとめ。
今週で12本目の「先週のアルゼンチン」記事。
国内外ニュースからまとめています。
2023年2月23日 ~ 3月2日にかけて起きたトピック。
歴史的な停電と電力不足。アルゼンチン全土 2,000万人に影響。
日本のニュース等でも話題になっていますが、深刻です。
アルゼンチン約4,700万人のうち、2,000万人が住む居住地域で大停電が起きています。
理由は
1. 猛暑による電力不足
2. 北部を中心とした干ばつによる発電不足
3. 3月頭に発生した高電圧線の事故
Super ministro で”比較的” 国民から信頼の厚い Sergio Massa 経済大臣もエネルギー担当次官と解決策を探っていますが、3/2 時点でまだ解決していません。
Por instrucción del ministro, @SergioMassa, hemos solicitado ante el Juzgado Federal de Campana que se disponga de forma inmediata de todas las medidas necesarias para dar con los responsables de los gravísimos hechos ocurridos el día de hoy pic.twitter.com/eiTKB8wAcU
— Santiago Yanotti (@santiagoyanotti) March 1, 2023
ブエノスアイレスではこの38度の猛暑の中、停電による混乱が収まっていません。
ハイパーインフレ下のアルゼンチン。定期預金金利は?
この記事を書こうとしたとき、Plazo fijoは出てくるのに、「定期預金」という言葉が出てきませんでした。。
Bien Argentinizado(アルゼンチン人化)したとポジティブに受け取っています。
さて、ハイパーインフレ下のアルゼンチン。
昨年のインフレ率は98%とすさまじい勢い。(アメリカ5-7%,日本も5%程度)
過去の記事でさんざん書いてきました。
そんなアルゼンチン、「定期預金したらどのくらい利子がつくんだ?」と思っていたところこのような記事が。
引用:アルゼンチンの定期預金。月50,000ペソの利子収入を得るためにいくら預金必要?
https://www.infobae.com/economia/2023/02/27/plazo-fijo-cuanto-hay-que-invertir-para-obtener-50000-al-mes/ (Infobae)から
興味深かったので紹介。
アルゼンチンの定期預金。預金利率は年75%です。(脅威)
打ち間違いではないです。
はい、100万ペソ、定期預金口座に預ければ、ちょうど来年の今日、それは175万ペソになっています。
日本は0.001% くらいですよね。(大体。ネット銀行有利)
それでも100万円預けて1,000円/年。
アルゼンチンは75% 。桁が違います。
大手銀行の定期預金金利はこちら
銀行名 | 金利 /年 |
---|---|
Banco de la Nacion Argentina | 75% |
Banco de Galicia y Buenos Aires S.A.U. | 75% |
Banco Bbva Argentina S.A. | 75% |
Banco Macro S.A. | 75% |
Hsbc Bank Argentina S.A. | 75% |
Banco de la Ciudad de Buenos Aires | 75% |
示しを合わせたように75%。超高金利です。
でももう何を言いたいかわかりますよね。
それでも誰も Plazo Fijo (定期預金)にお金なんて預けません。
だってインフレが約100%なのに、
引き出せない定期預金口座にのんびりアルゼンチンペソなんて入れておいても価値が下がるから。
おにぎりが去年100円だったのが、今年200円になっている中、
昨年預けていた100円が「175円になった!うれしい!」なんて、ばかばかしいですよね。
じゃあどうしているのか?多く人は USD なりEUROなりの外貨に交換しているわけです。
こういう話を同僚とすると、WELCOME TO ARGENTINA!とよく言われます。
ロシア人妊婦のアルゼンチン移住について
Yahoo Japanでも取り上げられていたのでサクッとコメント。
はい、増えています。よくアルゼンチンのニュースでも取り上げられています。
アルゼンチンでは国籍取得のために必要となるのは 「血」ではなく、「出生地」。
(これを「出生主義」と「血統主義」といいます)
つまり他国の妊婦であっても、「子供を出産するその日」にアルゼンチンにいればアルゼンチン国籍が基本的に取得できます。
ロシアからの移民が増えているという話。
妊婦だけ来亜して、出産をすれば、子供の親もパスポート申請ができます。
いい悪いではなく、そういうこと。
アルゼンチンは比較的他国との軍事的緊張関係にないことが幸いしていると思う。
(マルビーナスとか、ブラジルの戦争とかそりゃあ昔はあったけど)
ロシア・ウクライナの紛争は早く収まってほしいです。
おわり
おわり。
ドイツ・メキシコ出張疲れました。
アルゼンチンは3月から学校シーズン!うちの子も全力で新学期を楽しんでいます。
サムネ画像は 3/5 までとなっていて、ちょっとフライングしています。