どうも~
しずろく です。
むっちゃ久しぶりのブログ更新。
日本の一時帰国などまだ備忘録的に残しておこうと思うそんなこの頃。
さて先週のアルゼンチン2024/3月。というか結構書いていないから、「最近のアルゼンチン」
Javier Milei 大統領就任から3か月。
確か国際労働機関かなんかのデータだったかと記憶していますが、
アルゼンチンは世界でドイツの次にストライキが多い国。 (記憶曖昧 )
またその経済危機を背景に、“Quejar para cualquier cosa” (なんにでも文句を言う),
“El argentino arma quilombo* hasta que resuelven” (その事象が解決するまで問題を起こす)などとアルゼンチン人は揶揄されます。
*Quilombo はアルゼンチンのスラングで「面倒・厄介ごと・問題」です。
さてそんなアルゼンチン。
Javier Milei”代議士・Economista “が、一瞬のうちに大統領の座に駆け上がりました。
2023年11月に行われた最終決戦投票では
現政権寄りの候補者に大差をつけて 55% の得票を得て大統領に就任しました。
行おうとしているのは「急進的でリスクの高い緊縮財政」。
大統領就任からここまでの3か月でいろいろな 「QUILOMBO」がありました。
簡単にまとめてみます。
- 12/17 に行った 118%(!)の対USD 通貨切り下げ
- バス・その他公共交通機関の補助金の廃止
- 前政権が導入していた輸入許可システムの廃止
- アルゼンチンペソの「廃止」の支持
- 親米アピール
- 伴って起きた「33年ぶり」の物価高
支持・不支持ありますが、就任前のイメージ通りの急進派。
これからも生活・仕事上での様々なルールが変わること必至。
わたし自身も輸出入にかかわっているのでゲームのルールに毎日ついていくのに必死です。
止まらないインフレに歯止めの兆し??
インフレとブルードルの話。
インフレの終息がMILEI の一丁目一番地です。
痛みを伴っても手術するというのが彼の支持する緊縮財政。
その強引ともいえる方法から、並行ドルいわゆるブルーレートは下落しています。
1月中旬に 1USD = 1,250 ARS をタッチして以降下落の一途をたどっています。(下記)
最新のレートは以下(htmlで引っ張ってます)
一時 2倍の開きがあったOficial とBlue。
その差が縮まっています。
アルゼンチンに観光等で来られる方のお得な換金方法は以下
10,000ペソ&20,000ペソ札 発行へゴーサイン
昨年2,000ペソを発行したばかりの中央銀行。
今年はその10倍の桁の紙幣を刷る予定。
アルゼンチン共和国中央銀行(BCRA)は、1万ペソと2万ペソの紙幣の発行を承認。
これらの紙幣は、今年6月になってから流通を開始すると推定されています。
新しい紙幣に“Heroínas y Héroes de la Patria”「祖国のヒロインとヒーロー」というファミリーに属する既存のデザインを使用することを選択しました。
1万ペソの紙幣の場合、表面にはマヌエル・ベルグラーノとマリア・レメディオス・デル・バジェの彼女は独立戦争の著名なヒロインです。Belgranoは独立の立役者。
2万ペソの紙幣では、1853年の国民憲法の革新的な姿であるフアン・バウティスタ・アルベルディが表面に描かれます。アルベルディの生家の絵画か書かれる予定。
Juan は弁護士、外交官、経済学者、作家、哲学者、ジャーナリスト、政治家であり、アルゼンチン憲法の基礎を築いた人物。
一年前に 2,000ペソ発行!とか言ってたのが懐かしい。
新紙幣は6月くらいから出回る予定。
コインを使ってた頃が懐かしい。。。
やっと去った?蚊の襲撃
アルゼンチンは12月と2月の2度蚊の大群に襲われました
以下X (旧ツイッター
)からlooks like a biblical plague of mosquitos has descended upon buenos airespic.twitter.com/RBevatd5EB
— ian bremmer (@ianbremmer) February 27, 2024
ブラジルやアルゼンチン北部でもデング熱が例年にも増して流行っています。
この蚊の大群はようやく収まりつつありますが、それでもこの季節にしては多いのでご旅行やお仕事で来られる際は虫よけスプレーをご持参することを強くお勧めします。