もう11月。今年も残り2ヵ月。
子供の頃は時間がたつのはそれはそれで早かったけども、30代のそれは極端に早い気がする
そんな今日この頃です。
さて、少し空きましたが、先週のアルゼンチンです。!
アメリカに行ったり、日本に行ったりバタバタの一か月でした。何より時差がしんどいです。
超短くまとめた先週のアルゼンチン。
*独断と偏見に基づき時事・生活・文化についてまとめています。
アルゼンチン全体の事を取り上げようと心がけてはいますが、内容の多くは主にブエノスアイレス地域に偏っています・・!
ブラジル大統領選。僅差でルーラが勝利。アルゼンチンへの影響は
まずこのニュース。
10/30 日に隣国、ブラジルの大統領選挙。決選投票が行われ約2POINT の僅差でルーラこと、 Luis Inacio Lula da Silva が勝利しました。
PT (労働者党)の返り咲きという形。LULAは2003 -2010 年にブラジル大統領を務め、今回再選しました。
77歳ながらもそのエネルギーにあっぱれ。
ただ決選投票では、
現職のボルソナーロ約49ポイント
ルーラ51ポイントと、文字通りブラジルは真っ二つに割れました。
ここでも世界の分断は進みそうです。
さて、政治・経済・スポーツと何かと影響の多いアルゼンチン。
様々な見方がありますが、ルーラの勝利は外貨獲得という点ではポジティブに受け止められている記事もあります。
ブラジルから見た国別の輸入金額のうち、アルゼンチンからの輸入は2000年代前半は10-15%を占めていましたが、2020年代は5%まで下がっています。
比較的貿易の自由化、対外輸入の増加を支持する中道左派ルーラ大統領の台頭によりアルゼンチンの債務危機解決に追い風か。ということです。
そんなうまくいくんかな。。
政治・宗教・サッカーチームの話は職場では避ける私です。
世界最大のマラドーナの壁画、作成中。
ブエノスアイレス市内に「世界最大のマラドーナの壁画」が完成間近です。
世界で10本の指に入るという壁画アーティストのMartin Ronが手がけています。大手エネルギー企業YPFからの要望を受け、この壁画を手がけました。(この壁画が描かれているビルはYPFの所有地)
高さ45m x 幅40m のビル12階建ての高さにおよぶDiegoの壁画。
ワールドカップ直前には完成予定。国内を盛り上げてくれそう。
今度見に行ってみようと思います。
インフレ年率約100%に達する見込み。人々の生活どうなる
アルゼンチンのインフレに関してはこれまでも書き続けてきました。
インフレ率に対す賃金上昇が追いついていなく、人々の生活は厳しくなる一方です。
2022年の年間のインフレは約95~100%に達する見込み。
昨年の物価が2倍になる文字通り異常事態。とはいってもアルゼンチン人からしたら何も異常ではないですが。。
こんな記事が。
タイトルは「空のショッピングカート。アルゼンチン人の生活支出はインフレでどう変わったか」
です。
スーパーの商品価格が上がり、支出金額が年々減っています。
コロナ下のロックダウンでの一時的な支出を除いてもアルゼンチン人の家計支出は過去5年の中で最低。情報元:政府統計のINDEC。
精肉や青果製品の大きな減少はなかったものの、衣類・香水・クリーニング等は軒並み支出の減少。生活が如実に厳しくなっていることがうかがえます。
不安定な経済。治安の悪化も懸念されます。
新輸入システム SIMI から SIRAへ。輸入企業は大混乱
最後にこのニュース。日々の生活では感じにくいですが、輸入企業には大打撃の事態です。
アルゼンチンの自動輸入通関システム SIMI がSIRA に変更となりました。
即時
輸入通関の便宜化が建前上の目的ですが、外貨流出を防ぐことは火を見るより明らか。
アルゼンチンの対外債務(IMFへの債務) 整理のめどはたっていません。ブルーレートの上昇こそとどまってはいるものの依然公式レートとの差は約2倍の開きがあります。
ブルーレートとは?という方はこちらから。
それでは!