『先週のアルゼンチン』記事。
2023年も細々と続けます。
*独断と偏見に基づき時事・生活・文化についてまとめています。
アルゼンチン全体の事を取り上げようと心がけてはいますが、
内容の多くは主にブエノスアイレス地域に偏っています・・!
2023年1月23 ~29日にかけて起きたトピック。
ブラジル・アルゼンチンの共通通貨。現地の反応
日本でも大きく取り上げられている
このニュース。
1/24 ブエノスアイレス市内でCELAC(ラテンアメリカ・カリブ)共同体の
大統領サミットが行われました。
いくつもの地域内のプロジェクト、声明が発表されました。
33か国が参加したCELAC。その中でも国内外で注目されているのが
ブラジル・アルゼンチンの共通通貨構想です。
日本のメディアでも取り上げられています。(下は日経新聞)
ただ、このサミットや共同声明。
アルゼンチン国内では冷ややかな目で見られています。
IMFをはじめとする対外債務の未解決、収まらない非公式ドルの乖離、外貨規制などどれ一つも解決がされていないためです。
『米ドル依存からの脱皮』『地域貿易の促進』を
狙いにしたこの通貨(仮称“Sur”。)
欧州のユーロのような中南米地域全体への
足がかりに将来的にはしたいと目論まれています。
パフォーマンス感が強い。
ただ、ブラジルのLula新政権発足後のリップサービスと、
アルゼンチンのFernandez のパフォーマンス
(2023年末にアルゼンチンは大統領選)
というとらえられ方をしているメディアが多いため、冷ややかなメディアが多いです。
アルゼンチンは世界的にも最悪レベルの経済危機。
ブラジルは大統領選後の混乱と今後のかじ取り
いずれも、課題山積です。
他にもペルーの政情や、コロンビアのインフレ。
今年も中南米政治情勢、激動の一年となりそうです。
サッカーアルゼンチン代表のリーフレット発行(無料)
昨年末はお祭り騒ぎだった
アルゼンチン代表W杯優勝。
代表が勝利までに歩んだ道、選手の半生について書かれた本が出版。
何と“無料”でダウンロードできます。
本の名は““Muchachos”。
無料。このあたりはさすがだなぁと思います。
ダウンロード元の”Baja libro”の国外からのアクセスはできなそうなので、
アルゼンチン在住の方やVPN使用してのダウンロードお勧めします。
・サッカーが好きな人
・スペイン語を勉強したい人
にオススメです。
(Baja libro)のアカウント作成は必要です。
“Argentina 1985” オスカー賞にノミネート
今一番見たい映画。
というかAmazon Primeで見れます。
Argentina 1985 (邦訳:アルゼンチン1985 〜歴史を変えた裁判〜)
がアカデミー賞:国際長編映画賞 にノミネートされました。
1970-1980年代にアルゼンチンの独裁政権下に起きた事実をもとにしたノンフィクション映画。
アルゼンチンで起きた政府の腐敗と汚職、軍事政権が起こした数々の誘拐・殺人。
これらの真実を暴いていった裁判の物語です。
日本でもAmazon Prime Video から見れます!
アルゼンチン1985 〜歴史を変えた裁判〜トリキノシス被害増加。(サラミに注意)
乾燥サラミに注意です。
サンタフェ州で、豚肉を使用した乾燥サラミを中心に
「トリキノシス」寄生虫の健康被害が相次いで出ています。
保健所で26件の疑いと、8件のトリキノシス被害が既に確認されています。
トリキノシス。調べてみた。
トリキノシス(体の特別なワームによる感染)
Live OK! 子供の旋毛虫症:原因、症状、診断、治療 から
Trichinosisは、丸い虫(trichinella)によって引き起こされる急性発熱疾患です。筋肉痛、顔の腫れ、異なる皮膚の発疹、厳しい-miokarditom内の血流の過好酸球増加症、肺の局所性病変、髄膜脳炎を伴います。
日本ではあまりないみたいだけど。
せん毛虫が体に入るよう。怖いな。
経路がわからない、路上で売っている乾燥サラミなどは食べるのを避けたほうが良いです。
おわり
今年も細々と記事アップする予定です。