給与公開。海外駐在はオススメ。

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キャリアを考えてみる
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しずろく

どうも~
しずろくです。

もう3月30日? 例年より時間が進むの早くないですか?

いや、自分が年を取っただけでした。。。

今回は自分のキャリアについて考えてみる。

この記事は、とにかく海外駐在がオススメ!とかいう内容ではなく、

実際に数字と事実で日本勤務とどう違うのかを自分なりに整理したいので残します。

キャリアは人によっては様々。

転勤OKという人もいれば、一方私生活とのバランスがとりたい人もいる。

だから人の数だけキャリアパスはあっていいと思う。

個人的には海外で働いてみて、メリットは多かったので備忘録的に残してみる。

タップできる目次

このブログでは実名伏せている。

このブログでは自分のプライベートに関する記載は伏せている。

実際ブログでアドセンスやアフィリエイトで
稼ぎが発生している以上、本業との不要な議論を避けたいから。

土日に趣味で書いているから本当はまあ問題ないんだけども。

あと、プライベートの自分とブログの自分は分けたいから。

そんな私のプロフは以下。

  • 30代
  • 妻子持ち
  • メーカー企画職
  • 転職経験過去1回 (中小 -> 今の企業)
  • 今の勤務先はいわゆる大企業 (東証プライム上場)
  • 英語・スペイン語は少し話せる。(TOEIC910点、DELE B1)

プロフ

日本勤務 vs 海外勤務 ?

早速いろいろ比較してみる。

待遇面

ぶっちゃけ給与どうなん
しずろく

「海外駐在で家が建つなんて言われます。

実際に私も出向前は「ぶっちゃけどうなん」と思ってました。

結論、少し大げさと思う。
というか家の値段なんてそれぞれだし。というか駐在期間とか年齢によっても違うし。

でも、海外駐在の待遇が良いということの比喩だとしたらまぁ、この内向き志向ともいわれる世の中でそれで海外で働きたい人が増えるのであればよいとも思う。

まず日本での給与と海外駐在の給与を比較してみます。

また非給与待遇の比較 (住居費・光熱費・その他補助)の比較も。

まず給与比較。わかりやすいように「手取り」比較。

注:比較は「世帯収入」。
日本勤務時は共働き、アルゼンチンに来てからは私のみの収入

端数は省略

スクロールできます
項目区分日本アルゼンチンメモ
給与-世帯主
(手取)
収入450,000720,000
給与-非世帯主
(手取)
収入180,0000配偶者が無職になったので0に
賃料支出-100,0000
学費
(幼稚園と習い事)
支出-50,0000文部科学省「平成30年度子供の学習費調査」
ガス代支出-5,0000政府統計|家計調査世帯人員・世帯主の年齢階級別 2021年
電気代支出-11,3760政府統計|家計調査世帯人員・世帯主の年齢階級別 2021年
水道代支出-6,4650政府統計|家計調査世帯人員・世帯主の年齢階級別 2021年
インターネット代支出-3,8580政府統計|家計調査世帯人員・世帯主の年齢階級別 2021年
携帯通信費支出-3,960-800日本はワイモバ1,980円x2、
アルゼンチンはTuenti 400円x2で計算
食費 (1例)支出-70,000-70,000
賞与を月換算
(年二回)
収入200,000200,0001,200,000 x 2 (夏冬) を12等分。
自分の業績と会社の業績による
現地給与収入070,200月200,000ペソ = 520 USD =70,200円
1USD=385ARS, 1USD =135JPYで計算
総計(可処分所得)579,341915,542
社会保険料や企業年金・個人年金は控除後の手取り給与

光熱費は家族それぞれと思うので、政府統計の「夫婦+子供2人」の家計調査を引用。

可処分所得で大体こんな感じ。

実際は本社人事が使っている外部コンサルの海外都市インデックスデータによって月ごとの変動はあり。

海外出向して大きかったのは「手取り給与アップ」「家賃・光熱費等」「子供の学費」の全額補助。

これはやはりありがたい。

しずろく

その分仕事でしんどい思いもしているんだけどね・・

この可処分所得から、いろんな買い物のクレジットカード代金や個人の支出(投資とか)もろもろが差し引かれる。

ちなみに友人の総合商社勤務(同じくアルゼンチン在住)は、この1.5倍くらいの給与。

最後に余談ですがアルゼンチンは経済危機のせいで頭を使わないと(!)資産形成損します。

働き方の比較

働き方の違い
しずろく

働き方も大きく変わった。

これは企業によるけど。

パンデミックも大きく後押しをして、うちの会社はリモート化全力推進している。

NewNormal。もう前の働き方には戻らない。

週2回出社、3回在宅で働き方が大きく変わった。
(一時的に今は週一出社)

個人的には現地のマネジメントが入ってきたので社員と顔を合わせ機会が多くしたい。

でも若い社員も多く、オンライン 1 on 1 とか当たり前で自分が古いタイプだなと実感。

2020年のコロナパニック時は在宅は結構ストレスに感じていた。
(仕事と家の空間をはっきり分けたかった)

でも環境が変われば意外と順応する。今はこの働き方で満足。

もう一つ大きいのが、「働き方そのもの」
とにかくアルゼンチンに来て仕事の密度が高まった。

しずろく

日本で怠けたわけじゃないけど、、比べてみると違った。

マネージャークラスはバケーションも積極的に取る、
その一方で、ダラダラ残業はなし。

業績評価もシビア。
自分が立てた課題に達していなかったら結構酷に成績に響くし、その逆もしかり。

日本企業的な(全部じゃないと思うけど) 、横並び意識、平均主義はなく、完全結果主義

取り組んだ過程も評価される組織だったのは助かった。

ちなみに海外の日本企業系の現地社員は、
日本企業に勤めたということが自身のキャリアアップに直結するので、
その在籍中にもとにかくがむしゃらに働く。

転職も多いけどこれは組織の新陳代謝的に結構ポジティブなこと。

あと、飲み会がない!

送別会・会社のパーティ以外では飲み会無し。というか仕事の後は速攻みんな帰る。
日本でも特になかったけど、プライベートと仕事をはっきり分けるのはドライだけど個人的には好き。

しずろく

でも自分、実は飲み会好きなタイプです。

日本の居酒屋が恋しい。

海外に住んでみてわかった私生活の比較

私生活。

当然、生活・言語・付き合う人すべてが変わった

自分は過去のブラジル生活や、海外出張も多かったので結構どこでもやっていけるタイプ。

でも今回最初、心配だったのが家族。

でも数年経ちすっかりアルゼンチン大好き状態で、これは本当に良かったなと思っている。

子供の学校の家族、同じ駐在の方の家族、習い事先でできた友人。

家族全員にとって人生でかけがえのない人経験ができているのではと思っている。

しずろく

アルゼンチン、子連れに優しすぎる国。

一方で全く違うのは安全面。

スリやひったくりは大使館からのメールで毎週のように届くし(日本人の被害だけでこの量)、
夜に市内で出歩ける場所は限定的。

この点は日本のすばらしさを非常~に感じる。

しずろく

治安面では日本最高

海外駐在のメリット他

アルゼンチンの公園
しずろく

海外駐在のメリットその他。

待遇や家族の経験はもちろんあるけど、自分のキャリア面でも海外駐在はメリットが大きいと実感

具体的には

  • 海外のマネジメントスキル
  • 語学を磨ける
  • 海外のビジネスマンの働き方が目の前で見れる
  • 「アウェイ」の経験

海外でのマネジメントスキル

海外のマネジメントはかなり良い経験になっている。

採用・教育・評価を一貫で任せてもらえるのは責任が重い一方、日本ではできなかった経験。

嫌でも身に就く語学力

語学は文字通り。できれば帰国前にスペイン語C1を取得したい。(というかまずB2)

アルゼンチンはスペイン語学ぶのにもってこいだけど、職場では英語メイン。。

なのでスペ語意識的に勉強せねば。。。と思っている毎日。

海外のビジネスマンに刺激を受ける

もう一つ良いのは「バリバリ働く海外のマネージャー」が目の前にいること。

ヨーロッパ、アメリカからのマネージャーも同じオフィスに出向としてきており、
本当に勉強になる。

10歳くらいしか年齢変わらないのに、若いうちから修羅場を経験しているし仕事をしながらMBAも取っている彼ら。毎日刺激を受ける環境に入れるのはラッキー。

日本のマネージャーは労務管理の側面が多いのが対照的。

“Away”の経験

「Home&Away」ってスポーツとかで言いますよね。

ホームスタジアムはサポーターも自分を応援してくれるし、設備も完璧。心地よい事この上なし。

一方でアウェイのスタジアムは、ヤジも飛んでくれば、ピッチの環境も全く違う。
自分で工夫しなければ実力を発揮できない。そして最初は居心地が悪い。

しずろく

だから、嫌でも考える。

海外に来て良かったなと思うのはこの「Away =アウェイ」の経験

これはアルゼンチンに限らないけど、海外に一歩出ると気が付く事。

日本の常識は外に出ると全く常識ではない。見た目や言葉もそうだけど、商習慣もそう。

しずろく

人生、いかにアウェイの経験を積むかが大事、と最近思っている

相手も異文化だから、そこに「発見」「面倒」「気づき」が生まれる。

私の場合、自分を成長させてくれるのはいつも最初は居心地の悪い「アウェイ」。

ちなみにわが子もブエノスアイレスの現地校で全力で「アウェイ」を実感中。


クラスに一人だけ日本人だし、スペイン語もままならない中、さぞつらいこともあると思う。

でもそんな中で成長していくことは人生にきっと糧になると信じている。

しずろく

本人はけろっとしてるけど笑

海外駐在のデメリット

いいことが多い海外駐在。デメリット(?)もある。

個人的には全て「課題」だとは思っているけど。

1つ目は日本との時差。アルゼンチンはきっかり12時間時差。

なのでアルゼンチンで 8-17時で働いたら、やっと日本の朝が始まる。
そのまま18-24時までWEB MTGなんてざら。

これは国によるけど結構しんどい。 でももう慣れた。

12時間の時差はある意味わかりやすく、慣れれば問題なし。

2つ目はもう書いてしまったけど 治安関係。

しずろく

個人的にはデメリットはこれだけ。
キャリア形成的には海外駐在はオススメ。

結論。海外で働くのは結構オススメ

海外で働くのはおススメ

日本企業の良いところも、国外の働き方もどっちも自分のキャリアを築きながらできるのでオススメ。

一方、海外駐在や赴任がハードルが高いと思っている方、、全然そんなことないです

自分としてはこれまでこんな感じ

STEP
前職(中小メーカー)で海外赴任の打診
しずろく

ずっと希望だったのでよっしゃー!ついに!となるが、
しかし。

STEP
コロナ直撃でいったん白紙に。しばらく日本滞在が決定。

海外で働きたかったので結構ショック。

でもこれも何かの縁と思い一念発起
転職エージェントに登録し2ヵ月のスピード決戦で転職

(エージェントの方には本当にお世話になりました)

STEP
今の消費財メーカーに転職。そして海外出向

転職後はがむしゃらに働きまくった。

大企業は制度や待遇が上がる割に、働き方前職よりもホワイトすぎて最初衝撃

しずろく

その後は結果を出しつつ(?) 、「海外行きたいです」を評価面談時に連発。

それなりに必死に働きまくって。アルゼンチンへの切符をゲット

ちなみに前職からの転職時に使ったエージェントはアクシスコンサルティング

大手企業、外資、IT系の転職に強いです

\ 大手メーカー、外資、ITに強い /

しずろく

個人的には全くごり押ししてこないのが良かった。
年収交渉もしてくれて、しかも歴史あるエージェント。

あと、「海外駐在って英語力必要なんでしょ?」という方へ。

英語もある程度できるに越したことはないけど、研修制度がある企業に入れば大丈夫

さらにこちらは、海外駐在してからの話。

家族帯同の人は、まず、なによりも外国で家族の生活の安定が最重要
ここをおろそかにすると、仕事も私生活もボロボロになります。

しずろく

結構いろいろ見てきました。。。

少しだけ逸れたけど、
海外駐在(日本企業からの出向)は以下の理由でオススメ

  • 待遇は日本より絶対アップ
  • 語学力は嫌でも身に就く
  • グローバルな働き方を見て勉強になることは多々。
  • 仕事・生活で「アウェイ」の経験

デメリットは(自分の場合)こちら。

  • 仕事上の日本との時差
  • 治安面 (まぁ日本が安全すぎる気も・・)

おわりに

日本で働く良さ、海外で働く良さをなんとなくはわかってはいたつもりでした。

でもこうやって言語化してみると自分の思考整理につながります。

人生100年時代と言われる中、働く時間は長くなる。

定年70歳とか Dual Workとかもはやあと5年くらいで普通になってもおかしくない。

自分自身、毎年自分の市場価値を把握しておきたい、と思ったそんな日でした。

以上!

以上参考になればうれしいです。

ABOUT ME

■妻子と駐在中のJTCリーマン。
■発信:現地生活・ビジネス・雑記
■本業:メーカー企画職
■勉強中:ブログ・SEO・Webマーケ

ゆる~くブログ続けてます。

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