ブエノスアイレスはすっかり秋模様。
3月頭までは猛暑が続いていたのに、4月に入ってからはいきなり最低気温10度になる日も。
日本並みに四季がはっきりしているこの国が好きです。
紅葉も色づき、これから日照時間の短い冬に入ります。
さて、先週のアルゼンチン記事。
2023年4月10日 ~ 4月16日にかけてのニュース。
U20サッカーW杯アルゼンチン開催決定
Under 20 (20歳以下)男子のサッカーW杯アルゼンチン開催が決まりました。
参考: FIFA公式HP
インドネシア開催予定だったのが、政治的ごたごたで急遽アルゼンチンに会場変更となりました。
開催は何と来月の5月20日から。(6月11日まで)
この土壇場の開催決定判断をしたAFA とFIFA会長には脱帽です。
「U20 Worldcup 2023」でググると、Indonesia 大会のHPが残ったまま、Argentina 大会のPageが急ぎ追加されています。
そしてワールドカップ優勝国はこの誘致でさらにサッカー熱が高まること間違いなし。
しかも、
アルゼンチンのU20チームは元々予選で他の南米諸国にポイントを下回り
出場資格はありませんでした。
でも、今回の開催決定でアルゼンチンU20代表も出場が決定。
流石です。
出場国はこの24か国。
- アルゼンチン(インドネシアの辞退に伴い、開催国出場)
- ブラジル
- ウルグアイ
- コロンビア
- エクアドル
- イングランド
- フランス
- イタリア
- イスラエル
- スロバキア
- 韓国
- 日本
- ウズベキスタン
- ニュージーランド
- イラク
- フィジー
- ガンビア
- セネガル
- チュニジア
- ナイジェリア
- アメリカ
- ホンジュラス
- グアテマラ
- ドミニカ共和国
日程が合えば日本の試合を見に行きたいです!
今のところ組み合わせは未発表(4/21?)
試合が行われるスタジアム
試合が行われる候補のスタジアムをまとめてみた。
現在8スタジアムが開催予定地になっています。
アルゼンチンのリーグ戦が毎週絶賛開催中なので
ブエノスアイレス市内のBocaの本拠地ボンボネーラやリーベルのスタジアムは使えないです。
でも、mendoza のスタジアムは過去のユースオリンピックでも使われるなど
設備もばっちりなので是非どれかに行きたいです。
そして各地魅力的な観光地の近くなので是非訪れる方はサッカー以外実楽しめれば最高ですね。
いくつか観光地記事も書いています。よろしければ。
ブルーレート急降下
この数日はこのニュースで持ち切り。
アルゼンチンペソの対ドル並行レート「ブルーレート」(Dólar Blue) が
ついに 1USD = 400ARS を突破しただけでなく、
4/19時点で 1USD = 421ARS迄下落しています。
(先週までは 1USD =390ARS)
下はEmbed した「今日のブルーレート」
(記事内のレートと変わるのはお許しください)
インフレのニュースはこのブログでもこれでもかというほど書いていますが、
この数日はかなり深刻な状況。
“スーパー”経済大臣のSergio Massa が今年の大統領選出馬に集中したいという意向が広まったことが理由ですが真相は定かではありません。
これまで進めてきた施策が水の泡になるという不安からのブルードル急落という論調が強い。
Sergioはこれまで強引にも、日用品の公定価格政策 Precio Justos の導入や IMFとの積極的な債務返済の交渉など、公式レートとブルーレートを縮めるために働きかけてきました。
本日時点の対ドル公式レートは 1USD =223。
ブルーレートとの開きは189%。
アルゼンチンに来る方にむけて、損しない換金方法を記事にまとめています。
よろしければ。
おまけ - Tourist Dolar を実際に使ってみた。
先日、「日本からアルゼンチンに来る人は日本のクレジットカードを使うと今お得です!」と書きました。
これは政府が導入している「Dólar Turista」政策のため。
詳細は過去記事にも書いたので割愛しますが、
VisaやMastercard等クレジットカード会社は現在優遇レートを適応しています。(アルゼンチン国外発行のカードに限る)
実際にブエノスアイレス市内のレストランで
日本の三井住友Visaカードで支払いをしてみました。
どれだけお得になったかを記録のために残します。
これからアルゼンチンに来る方へ:
「結局どの支払い方法」が一番お得なのかがわかります。
やったこと
- 4/15に Belgranoのレストランで 12,740 Pesosを
- 日本の 三井住友VISA カードで支払ってみた。
- 4/15 時点の為替は以下 (Google financeから)
- 1 USD =133.82円
- 1 USD = 213.10 ARS (公式レート)
- 1ARS = 0.628円
家族3人で昼ブランチを食べた時の明細。
セオリー上、
カードの引き落としは 8,000円になる
はずです。 (12,740 ÷0.628円)
さて、実際の三井住友からの引き落としはいくらだったかというと、、、、
↓
つまり -42% OFF
という驚愕の割引率でした。
これはBlue rateよりは若干レートが悪いですが、非常に良いレートです。
ちなみにBlue rateの現金換金であれば
12,470pesoは同日のレートで約 4,360円の支払いです。
(①12,740 ÷② 391) x③133.82
補足
①は実際の支払額
②は4/15時点の ブルーレート
③は4/15時点のUSD /JPYレート
結論。
アルゼンチンにおける外国人向けの損しない換金方法、オススメは以下の順。
- USD 現金持参でアルゼンチンでペソ換金
- 暗号資産のP2P換金
- 日本のクレジットカードを使って支払い
この順番。
なんか自分で実際試してみてすっきりしました。
私はUSD のブルーレート換金で生きていますが、
観光等で短期で来る方は是非日本のクレジットカードも使ってみてくださいね。
決して悪くないレートです。
注:この優遇レートは暫定的に導入されています。いつまで続くかは不透明です。
それでは!