
どうも~
しずろく です。
すっかり季節の変わり目。
少し日本に帰ったのもつかの間。アルゼンチン生活も4年目に投入しました。
最近しずろく SNS経由やブログで
これからアルゼンチンに来る方からの問い合わせも多くいただきます。
治安ってぶっちゃっけどうなんですか?
子供の現地の幼稚園・学校どうしようか迷っています。
ブエノスアイレスの医療事情を教えてほしいです!
などなど。
ということで!今回は改めてこれから
- アルゼンチンに留学で来る人
- アルゼンチンで駐在・仕事関係で来る人
- その帯同者
に向けて少しでも不安が減るように現地生活で必要な情報をまるっとまとめました。
これまで書いた記事も引用しならが書きます。
- アルゼンチンの基本情報(文化・経済・治安)
- 日常生活のポイント(おすすめの居住エリア、病院、買い物)
- 子育て環境(幼稚園、小学校・中学校事情)
- アルゼンチン生活で絶対に活躍するスマホアプリ
- アルゼンチンに持ってきて良かったもの/持ってくれば良かったもの
これを読めば、アルゼンチンでの駐在生活がスムーズにスタートできること間違いなし!
アルゼンチン基本情報



アルゼンチン、こんな国
文化


アルゼンチンはヨーロッパの影響を色濃く受けた文化が特徴。スペイン、イタリア、ドイツなどの移民が多く、食文化もバラエティ豊か。特にステーキ(アサード)、マテ茶、タンゴが有名で、どれもアルゼンチンの日常に深く根付いています。
特に牛肉の消費量は世界トップクラスで、1人あたり年間約50kgを消費というデータも



どうやって調べたか気になる。w


国民性


アルゼンチン人は陽気でフレンドリー!
知り合えばすぐ「ハグ&キス」で挨拶が日常。
2022のワールドカップで3度目の優勝もありサッカー愛が強く、特にメッシ・マラドーナは永遠のアイドル。
アルゼンチン来てすぐ、W杯優勝の雰囲気を味わえたのはよかった。


アルゼンチンの公用語はスペイン語。
独特のイントネーション(リオプラテンセ・スペイン語)があるため、他のスペイン語圏の人と話すと「アルゼンチン人だ」とすぐにバレる。


ちなみにスペイン語勉強した方がアルゼンチンにきて「全く何言っているかわからない!」という事態に直面するのはよくあることw。
イタリア交じりのイントネーションや Voseo (vos=お前)という3人称があるため。指さし会話帳があれば無敵。



他のスペイン語圏行くと、「あなたアルゼンチン何年目?」って聞かれます。w
地理・人口


南米の南部に位置。
国土面積は約278万㎢で世界8位/日本の約8倍の広さ。
よくイメージするサンバ!混血!みたいな南米イメージは
ことごとくアルゼンチンで覆されるのが定番。
アルゼンチンの人口は約4,500万人(2023年時点)で、
日本(約1億2,500万人)の約3分の1。
広大な国土に対して人口密度は低く、都市部を除けばゆったりとした時間が流れています。
気候は地域によって様々。
北部は暑く、南部はパタゴニアのような寒冷地。
イグアスの滝、アンデス山脈、**大草原(パンパ)**など、自然も多彩で観光資源が豊富。
また、南極に最も近い国の一つ。
何と言っても経済大変(ハイパーインフレ)





アルゼンチン生活で切っても切り離せないのがハイパーインフレと為替。
今(2025年)はインフレが収まりつつあると言っても約90%/年のハイパーインフレ下のアルゼンチン。
昨年は 250%と日本では考えられない数値をたたき出しています。
2011年ごろ登場したブルーレート。
公式のアルゼンチン為替レートと並行する闇市場レートです。


2023年現在、大手の新聞やニュースサイトで堂々と
Oficial rateの横に並べられ、日々の為替変動が取り上げられています。
日本円やドルから外貨交換するには必ず知っておくべきレートなので要確認です!
ブエノスアイレスで損しないで賢く換金する方法は以下書いています


生活・食文化





アルゼンチンと言えば何と言っても肉!
鶏肉よりも牛肉の方が安い場合もあり、ステーキ、牛肉は生活に浸透。
私も仕事柄、お客さん、出張者を接待することがよくあり、
ブエノスアイレスのParilla(ステーキレストラン)で牛肉食いまくってます。


とはいっても日常生活で毎日ステーキばかり食べているわけではありません。
それ以外にもこの国で欠かせないグルメがあります。
エンパナーダ? ミラネーザ?モルシージャ? マタンブレ?


イタリア移民の影響もうけてパスタやピザもおいしい料理がたくさん!
ブエノスアイレスは特にイタリア料理天国。
加えて最高のアルゼンチンワインがコンビネーションされ
独自のアルゼンチンイタリアンが形成


また、アルゼンチン料理に少し疲れた!
という時にオススメなブエノスアイレスのアジアレストランもまとめてます。


交通事情



交通網が発達しているブエノスアイレス。
地下鉄、バスの公共交通機関はやっぱり安くて手軽に乗れるのが魅力。
一度の乗車500ペソ(約70円)程で乗れるので日常の移動には持ってこい。
ややこしそうな路線バスもSUBEとGoogle mapさえあればどこでも乗れます。


配車APP やタクシーも先進国に比べると安いのでお勧め。


アルゼンチン生活あれこれ(買い物・病院・住居)
買い物
スーパーはCarrefourやCOTOが定番。物価の変動が激しいから、
日々のレートをチェックしながら買い物するのがコツ。




街中で曜日ごとに催されるフェリア(生鮮食品を売るマルシェ)も多い。





日本食材が欲しい!という場合のブエノスアイレスオススメ店舗もまとめてます


住居(住むのにおすすめな地域)



ブエノスアイレスのオススメ居住地域。
ブエノスアイレスと言っても広い。
その中でもアルゼンチン生活は初めて!という方に住むのにおすすめなのは-
- Palermo
- Belgrano
- Puerto Madero
- Recoleta
の4地域。この辺


海外引っ越しは常にエネルギーを使うイベント。
さらにアルゼンチンならではの事情が加わりややこしさ満点。
- 法律(xx年契約や年50~100%にわたる定期的な賃上げ)
- Blue Rate 事情
- USD 払いを求めるオーナー (違法だが、多い)
私は日本から来た際住居探しに当たり、気になる物件約40件コンタクトしました。
うち実際に行った下見は25件。
長期住むので妥協をしたくなかったのと、
実際納得いく物件がなかったので、もろもろ2か月ほど。。。
その際の記事


他にもVilla Crespo , Almagro,いろんな地域あります・・
気になる方は調べてみてください!下記の My Mapにも簡単に記載しました。
一方、初めてのアルゼンチン駐在・留学の方で済むのはおススメしない地域も。
Constituición
Balvanera
Caballito
Flores
等々。。
理由は安全面。すり・強盗・ひったくりが多い地域のため。もちろん慣れてくればこれらは日常でよく使う地域ですのであくまでも「初めてアルゼンチンに住む!」場合です。
お手伝いさんやベビーシッター



家事代行サービスを頼むのが一般的。週1〜2回の契約が主流で、信頼できる人を見つけるのがポイント。
値段もお手頃。信頼のできるシッターさんを頼むべし。
病院(手続きやシステム)
当然日本とは勝手の違う医療制度。
最初はよくわからず不安になりますよね。ただ実際使ってみると
予約・診察・処方箋を受け取るまで意外とシンプル。
公立病院は無料だけど、混雑&待ち時間が長い。
プライベートで契約できる保険に加盟している病院(Swiss MedicalやOSDEなど)を利用するのが無難。
アルゼンチン現地在住 or 旅行中の方にとってまず私立病院でいいと思います。
民間の医療保険(OSDE等)を利用すれば、
日常の治療、診察、手術、カウンセリングは基本的にすべてカバー。
民間医療:月額料金は年齢や保障内容により50〜200米ドル程度


治安対策



気になる治安。
自分の身は自分で守る!
- 人手の少ない地域では夜間の外出はNG!
- タクシーはアプリ(Cabify、Uber)で手配
- 財布や貴重品は分散して持つ
余暇の過ごし方



イグアスの滝、パタゴニアなどの観光地巡りもおすすめ。週末はアサード(BBQ)やサッカー観戦でアルゼンチン満喫するのも最高。








世界遺産のバルデス半島でクジラが目の前で見れた子供も大興奮。


アルゼンチンの子育て



ブエノスアイレス市内には、駐在員家庭に適した教育機関がいくつかあります。英語や日本語を学べる環境も整っており、インターナショナルスクールも多く選択肢が豊富。
子育て(幼児)
- Lincoln International Academy
- アメリカ系の学校で、幼稚園から高校まで一貫教育。
- 英語教育がメインで、駐在員家庭に人気。
- St. Andrew’s Scots School
- スコットランド系の歴史ある学校。
- バイリンガル教育で、英語とスペイン語の両方が学べる。
- Nichia Gakuin(ブエノスアイレス日亜学院)
- 日本語とスペイン語のバイリンガル教育を提供。(+英語)
- 幼稚園から高校までの一貫教育が可能。
- 日本文化に触れる機会が多く、日本語環境を維持したい家庭におすすめ。
- 保育園(Jardin)は早めの申し込み必須
- インターナショナルスクールも選択肢にいれるのもあり
子育て(小学校・中学校)



小中学校も一貫の私立学校に入れるのが一般的。アルゼンチン滞在期間と帰国後の居住環境に応じて決めるのがおすすめ。
- ブエノスアイレス日本人学校
- 小学1年生から中学3年生までの教育を提供。
- 文部科学省認定カリキュラムに基づいた日本語教育。
- 日本語環境を維持したい家庭におすすめ。
- Nichia Gakuin(ブエノスアイレス日亜学院)
- 小学1年生から高校3年生までの一貫教育。
- 日本語とスペイン語のバイリンガル教育。
- 日本とアルゼンチンの文化を融合させた独自のカリキュラム。
- Lincoln International Academy
- 国際バカロレア(IB)プログラムを提供。
- 英語がメインの授業で、多国籍な生徒が在籍。
- Northlands School
- イギリス式カリキュラムを採用。
- 高校卒業後に海外大学進学を考えている家庭に人気。
- Bayard School
- 英語とスペイン語のバイリンガル教育。
- 学費が比較的リーズナブルで、コストを抑えたい家庭向け。
アルゼンチンスペイン語



アルゼンチン特有のスペイン語アクセント。




スペイン語学習にオススメの辞書は以下
![]() ![]() 小学館 西和中辞典〔第2版〕 | ![]() ![]() 現代スペイン語辞典 | ![]() ![]() スペイン語ミニ辞典: 西和+和西 | |
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オススメ度 | |||
収録語数 | 80,000語 | 46,000語 | 15,400語 |
ページ数 | 2,178ページ | 1,527ページ | 665ページ |
重量 | 重い | 中級 | 軽い |
特徴 | 芸術、IT、などの 分野まで網羅。 中南米西語に強い | 語数・用例・説明 を大幅に増やして 全面改訂。 | ハンディで学 習と旅行に便利な辞典。 |
税込み価格 | ¥7,260 | ¥4,400 | ¥3,080 |
アルゼンチンで絶対インストールしておくべきスマホAPP



現地生活で絶対持っておいた方がいいスマホAPPいくつか紹介します。
Mercado Libre やMercado Pagoには DNI というアルゼンチン居住の身分証明書が必須です。
短期留学等では使えないのでご注意を!
日常絶対使うAPP



特にMercado PagoはPaypayのようなスマホ決済アプリで毎日使う
いずれもDNI(身分証明書)がないと使えませんが駐在・留学の場合は必須のアプリです。
現金には利子がつかないが、Mercado Pagoは持ち金を入れておくだけで利子がつくのもGood。
利子は日本ではありえない年20-30%です。


配車APP



流しのタクシーよりも安い・安全・きれい
2社が競合しているので2つ入れておいて毎回費用比較するといいです。


フードデリバリーAPP



この2社が大手フードDelivery App。
食事配達だけでなく、書類をとどけたり、スーパーや薬局の買い物代行してくれるのも重宝してます。


金融APP



Binance はアルゼンチンだけでなく、もはや世界のスタンダード神APP。Dolar Blueはweb確認でもいいけど、Appだと早い。


VPN


アルゼンチン生活においてVPNは必需品。
海外に住んでいるいると「日本の動画サービスが視聴できない」とか「公共Wi-Fiが不安」といった問題に直面することが多い。
アルゼンチンもカフェやショッピングモールの公共Wi-Fiは無料。
でもその分セキュリティリスクも高いのが難点。
個人情報の流出や不正アクセスを防ぐためにVPNがあれば安心。
特にアルゼンチンでもよく使うオンラインバンキングや外貨送金の手続き時には必須のアイテム。


アルゼンチン生活4年間、4社くらいVPN会社使ったけどNordVPNは最も安定感があり、
接続速度、サーバー数から一番使い勝手いい。



南米の他の国の出張時も活躍。
ネット閲覧のしにくいベネズエラとか中国出張でも回線安定。
2年契約プランを選ぶと月額約3ドル台~使えるコスパの良さもいい。
- NetflixやAmazon Primeがサクサク → 子ども向けアニメも途中で止まるようなことはない
- 日本サーバーが豊富 → いつでも日本のサービスに接続可能。
- 複数デバイス対応 → 家族全員で同時に使える(1契約で最大6台)。
\ 30日間の返金保証あり /
赴任時にもっていくといいもの
持ってきて良かったもの
- 日本の薬(胃腸薬、風邪薬、湿布など)
- 変換プラグ(アルゼンチンはCタイプ)
- 日本食材(味噌、だし、乾燥わかめなど)
- 衣類(冬は意外と寒いので防寒具も)
- 文房具(現地のものは品質が低め)
- お気に入りの調理器具


持ってきて良かったものいろいろあるけど、強いて言うなら
KINDLE! ビジネス書・漫画・語学の本数万冊がこれ一つ。。



アルゼンチンから日本の本取り寄せるのも大変。



あと炊飯器。
アルゼンチンにもKOMETOという限りなく日本米に近いお米が現地にあります。
象印のこの炊飯器持ってきて、 毎日のQOLが上がりました。
【番外編】アルゼンチンから日本にお土産持って帰るならこれ



最後に番外編。
アルゼンチンから日本に帰る人へ。
日本に帰国するたびにいろいろお土産を買っている私が本気で選ぶアルゼンチン土産を
「定番7つ」
「女性に喜ばれる4つ」
「ちょっと変わった土産4つ」
に分けて紹介しています。


まとめ



アルゼンチン生活は事前の準備と情報収集さえしておけば快適に過ごせる本当に素敵な国です。
- アルゼンチンの基本情報(大使館・経済・治安など)
- 日常生活のポイント(おすすめの居住エリア、病院、買い物、治安対策)
- 子育て環境(幼児教育、小学校・中学校事情)
- アルゼンチン生活で絶対に活躍するスマホアプリ
- 赴任時/留学時に持ってくるべきアイテム
以上参考になればうれしいです!
他にもアルゼンチン生活に役立つ記事いろいろ書いています。



